生活が苦しくキャッシングを利用したい！生活保護の受給も考えよう

生活が苦しくなるとキャッシングで凌ぐことを考えてしまいますが、翌月以降返済していける保証はありません。状況によっては返済ができなくなってしまう可能性も無いとは言えないのです。

もし収入が少なくて、生活を維持していくことができないという場合、そもそもキャッシングを申込んでも審査通過は難しいので、役所に相談して公的な貸付や生活保護の受給も考えてみる事が必要でしょう。

もし、そういった場合に審査が緩いキャッシングを探して無理に借りてしまうと、すぐに返済に行き詰ってしまう事が予想され、返済するために更に借入れが必要になり、結局返済ができなくなるでしょう。

生活が苦しいときキャッシングで凌げるのか？返済できなくなる可能性

生活が苦しくなると、キャッシングを利用する事でお金の用意を考える人もいますが、それで凌ぎきる事ができるかどうかは、利用者によって変わってくることになります。

重要なのはキャッシングは借金であって、返済していかなければならないという事で、借りる場合には翌月以降返済していけるのかどうかを十分考えておかなければなりません。

生活が苦しいという事は、翌月以降もやはりそれが続くことも十分考えられ、もしそういった場合には、返済は難しくなってしまい、借りたお金の返済に四苦八苦しなければならなくなります。

生活が苦しいのでキャッシングを利用して凌ぎたい？

お金が無く生活が苦しい時は、多くの家庭では何とか節約するなどして凌ごうと考えるものですが、それでもどうにもならない時には、キャッシングの利用を考えることもあります。

キャッシングを利用すれば、その時点の苦しい状況は凌げることになりますが、問題はその後です。

借りたお金というのは返済していかなければならないものです。

生活費の補填程度であれば、それほど高額という訳ではないでしょうが、それでも返済するお金というのは通常はかからないお金ですから、生活を圧迫することになります。

翌月以降の返済を考えてみよう

そこでまず借入前に翌月以降の返済について考えておくことが必要になります。

そのためには借入れが必要になるほど生活が苦しい理由を考えることが重要です。

通常この理由としては大きく分けて次の２つに分かれます。

• たまたま高額の出費があり生活費が足りなくなってしまった
• 収入が少なく常に生活に四苦八苦している

前者の場合には、収入が少ないわけでは無くて出費が多すぎたために一時的にお金の借入れが必要になったという事で、以降もそれなりの収入が見込め借入れしても返済が見込めます。

しかし、後者の場合には、収入自体が少ないため、ギリギリで生活しているような状態で、ちょっとした支出が増えることですぐにお金が足りない状況になる事が予想できます。

このため返済という負担が加われば、非常に厳しい状況に追込まれる可能性が高くなります。

場合によっては返済できなくなってしまう可能性がある

こういった状況で返済することになれば、常にお金が足りなくなる危険性が生じる事が容易に理解できます。

このため、場合によっては返済途中で返済ができなくなってしまう事も十分考えられます。

ですから、借入れ理由が後者だった場合には、安易に借入れをしてしまうと、返済できなくなって、困った状況になってしまう可能性も出てくるので注意が必要と考えて下さい。

役所に相談してみる事が重要！場合によっては生活保護を受給すべき

まずはっきりしなければならないのは、収入が少なくて生活ができないという場合は、返済が難しいですし、そもそも審査通過も難しいので、キャッシングの利用はまず無理だということです。

そういう場合、お金が無く借りる事も出来ないと言う事で、路頭に迷ってしまいますが、安易に借りるのではなく、まずは役所に行って、相談してみる事から初めてみましょう。

日本は長い不況を経験した中で、様々な制度が用意されており、大変有利な貸付制度や生活保護制度が用意されていますから、相談してそういったものの利用を考えてみて下さい。

収入が少なくて生活できない場合キャッシング利用は無理

このように収入が少なくて、生活の為にキャッシングを利用するというのは、以降の返済を考えれば、返済が難しいという事が分るはずです。

返済ができなければ、生活を続けるどころの話ではなくなり、返済のための金策をしたり、債務整理を考えなければならなくなり、生活自体が破綻してしまう可能性も出てきます。

ですから、こういった状況でキャッシングを利用するのは自分の首を絞めているようなものですから、キャッシングの利用は最初から無理だと判断した方が無難と言えるでしょう。

また、キャッシングを利用するには、それなりの審査が行われますから、安易に申込みを行っても、金融業者の方で審査を否決にする可能性が高いでしょう。

例えば大手消費者金融のキャッシングでも、審査に通過できるのは申込者の４０％程度でかなり厳しいのが分かります。

ですから、キャッシングを申込みさえすれば何とかなるなどと安易に考えるのは止めましょう。

役所に行って相談してみる事も必要

ではどうしたらよいのかという話になりますが、生活が苦しいという場合、各自治体の役所に相談窓口があるはずですから、まずはそういったところに行って相談してみる事も必要です。

相談すれば、自分の生活の問題点についても明らかになって、生活を改善できる可能性も有りますし、様々な対応策について教わる事もできるはずです。

ですから、まずは相談してみて、自分の生活を改善する事から始めてみましょう。

それで生活できるようになれば、先々の見通しも良くなっていく事になるはずです。

自分一人で考えるのではなくて、様々な経験のある人に相談することは決して無駄にはなりません。

公的な貸付制度の利用や生活保護の受給を考えよう

また、相談によっては、公的な貸付制度について話を聞くこともできるはずです。

状況によって違いますが、その時点では収入が少なくても将来的には増えていく可能性があれば、公的な貸付制度を利用して、無利息あるいは非常に低利の融資を受ける事も可能です。

制度によっても違いますが、返済は何年か後からでも構わないものも有るので、自分に合ったものを探してみましょう。

日本は非常に長期間不況にあえぎましたから、様々な救済制度が用意されており、こういった貸付制度も充実しています。

もう一つの可能性としては、病気や家族の状況などによって収入がほとんどないような人の場合は、生活保護を利用する事も考えられます。

生活保護は貸付制度ではなくて、給付されるお金ですから、返済の必要はありません。

暫くは生活保護を利用して、将来また収入が得られるような準備を行うようにしましょう。

無理に借りたらどうなるか？借入れが膨らんでいくこともある

もし、審査の緩いキャッシングを探して、無理な借入をしてしまった場合はどうなってしまうかというと、すぐに返済に行き詰ってしまうことになり、困った状況に追い詰められてしまいます。

そうなってしまうと、今度はその借り入れの返済の為に別のお金を借りなければならなくなって、負債はさらに膨らんでしまうでしょう。こうして借入額は増えていく事になります。

このようにして借入額が膨らんでしまうと、ただでさえ返済が難しいのですから、返済は絶望的になって、返済できなくなり多重債務者という事になってしまいます。

無理に借入したらすぐに返済に行き詰る

ただし、消費者金融もピンからキリまであって、中には審査が非常に緩く、生活に四苦八苦しているような人でも、融資を行ってくれるような業者も無いとは言えません。

当然ですが、先程も説明しましたが、生活が苦しいほど収入が少ない訳ですから、最初は返済ができていたとしても、返済途中には返済に行き詰ってしまう可能性が非常に高いでしょう。

そういったときには返済するお金をどうやって用意するのかという話になりますが、今度は借入れしている訳ですから、借入前よりも状況は悪くなっています。

借入前であれば、業者は関係ありませんが、今度は返済できなければ、業者に返済を迫られることになり、平たく言えば取り立てが行われる事になります。

ですから今度はこれに対応する必要も出てくるわけです。

返済するために更に借入れが必要になる

このため、そういった取り立てを避ける必要が生じるために、こういった状況になってしまうと、正常に考える事もなかなかできなくなっていきます。

こうなってしまうと、後先考えずに、さらに別の業者から返済するためのお金を借り入れる事を考えてしまうのが普通です。

そうなると更に借入額が増えるうえに、借入先が複数になって、多重債務を抱える事になります。

しかも翌月以降も返済できる保証は無いので、このような対応は、問題を大きくしつつ先延ばしにしているに過ぎない訳です。

借入れが膨らんで返済できなくなるのが落ち

それでも、まだ貸してくれる業者が有れば良い方で、これが続けられるのは３件目程度までです。それ以上になると、消費者金融側も貸してくれるような業者は無くなります。

こうして膨らんでしまった借入れを抱えて、返済できなくなってしまうのが落ちです。

そうなった場合、もはや貸してくれる業者は金融庁に登録情報が無い闇金と呼ばれるような悪徳業者だけということになり、どうにも身動きができなくなってしまうでしょう。

日頃から自分のお金の管理をしておこう！先々を見通すことも重要

特に最近では、自分が返済できるのかできないのかさえ判断できないような状態の人が増えてきている為、どんな状況でも正確な判断ができるようにしておくことが重要です。

そのためには日頃から自分のお金というものを管理して、先々どのようなお金がかかるかを見極め、借入した場合、返済できるかできないかを判断できるようにしておくことが必要でしょう。

また生活水準を維持するために借入れを考えるのであれば、生活全般を見直して収入に合った生活水準に見直していく事も、大変重要な事です。必要なら生活水準を下げる事も考えなければなりません。

最近は自分の返済の可能性が判断できない人がいる

このように無理な借り入れをしてしまうと、返済できなくなって、結局債務整理に追込まれ、信用が崩壊する事に繋がってしまいます。

ですから、借入れする場合には事前に自分の返済能力から返済の可能性を判断して借入れするかしないかを決めるべきなのです。

しかし、最近ではこの判断が正確にできない人も増えてきています。これはそれを判断するための、情報が不足している為です。

要するにキャッシングを借りた時に月々の返済額が分かったとしても、自分が月々いくらまでの返済に耐えられるかという返済能力を計算できない訳です。

このため実際には返済ができないのに、安易に借入れしてしまって、後になって実は返済できないという事が分るという事になります。

日頃から自分のお金というものを管理して先々を見通すことが重要

そこで、こういった時に正しい判断を行うにはどうすれば良いのかという事になりますが、それには自分の返済能力をできるだけ正確に把握する必要があります。

そのための情報として、日頃の自分の収入額と支出額が必要で、日頃から、それらの情報を記録に残すことが重要です。

通常はこういった情報は家計簿が有れば良い訳ですが、最近では家計簿をつけていない家庭も珍しくなくなってしまっており、これが基本となる情報の欠落に繋がる訳です。

この記録が有ればお金を借りようと考えた時に、１年程度遡って月々の収入額と支出額から、次の計算式で収支額を計算することによって、月々の余裕がいくらあるかを把握できます。

この収支額が最も少額になる月を自分の返済能力と考える事にしましょう。

この返済能力と月々の返済額を比較して、返済能力が返済額以上になっていれば返済が可能と判断して良いでしょう。

もう一つ重要なのは先々の予定を管理することで、いつ頃どの程度のお金が必要になるのかを予想することです。

それが分れば、時間をかけて節約することで借入せずにお金を用意する事もできるかのしれませんし、借りるにしても借入れを少額にすることができるでしょう。

場合によっては生活水準の見直しも必要

またお金が足りないと考える場合も、他の人から見れば生活水準が高すぎると感じる場合も有ります。

日本は以前は年功序列で徐々に昇給もしていきましたから、生活水準は徐々に上げていく事が出来ましたが、現在では年功序列制度は崩れて、収入も上下するのが当たり前に時代です。

こうなってしまうと、生活水準を維持していく事には無理があります。

難しいかもしれませんが、日本という国はそういう時代になったと考えて下さい。

ここで生活が苦しい時のキャッシングや生活保護の利用について纏めておきます。

• 生活が苦しい時はキャッシングを借りても返済できなくなる可能性がある
• キャッシングを利用するのではなく公的な貸付や生活保護を利用すべき
• 無理な借入れをすると返済ができず新たな借入れを生み借入れが膨らんでいく可能性がある
• 日頃からお金を管理し返済の可能性が正しく判断できるようにしておくべき

生活保護は本当にそれが必要な人に行き渡らなければなりません。絶対に悪用しようなどと考えないようにしましょう。