visaカードは権利の提供のみ!キャッシングは権利取得業者が提供
visaカードは国際カードの一つですが、独自にカードを発行しているわけでは無く、ライセンスを取得したクレジットカード会社が発行することになり、デビッドカードやプリペイドカードも提供されています。
日本でも様々なライセンスの権利取得者が多くのvisa提携カードを発行しており、キャッシング機能も、これらの権利取得者の発行するカードによっていろいろと提供されることになります。
ですからvisaカードと言っても非常に様々なものが有る為、その中からどれを選ぶかは自分次第で自分が良く利用するお店で便利に利用できるものを選べばよく、特にグレードなどに拘る必要はありません。
visaカードとは?visaは独自のカードを発行している訳ではない
visaカードはアメリカ発祥のクレジットカードで、現在では国際カードの1つとして、世界中の多くのクレジットカードと提携して、それらのクレジットカードが国際的に利用できるようにしています。
現在visa自体はカードの発行などは行っておらず、visaカードとは言っても、visaからライセンスの利用を認められたクレジットカードを指すことになるので注意してください。
visaカードはクレジットカードのほかにもデビッドカードやプリペイドカードが用意されているので、例えばクレジットカードの審査に落ちてしまったらデビッドカードの利用を考えるといったことが可能です。
visaカードとは?
visaはアメリカにあるクレジットカードなどの世界的な決済機能の提供を行っている企業で、visaカードは国際カードの1つになっています。
visaは1958年に設立され1974年には米国外へも進出することになり、visaを名乗るようになったのは1976年からで、現在では200を超える国や地域に進出しています。
最近も様々な技術を利用して、モバイルやオンライン決済手段の提供を手がけています。
visaが独自にクレジットカードを発行している訳ではない
visaは当初は米国内でクレジットカードの発行を行っていましたし、visaカードという言い方が一般化しているので、現在でもvisaというクレジットカードが発行されていると考える人も多いでしょう。
しかし、現在visaというのは国際カードのブランド名ではありますが、国際的な決済手段を提供しているだけで、自前のクレジットカードの発行などは行なっていません。
ですからクレジットカードを作る際、visa独自のカードを作りたいと考えたとしても、そういうものはありません。
クレジットカードの他デビッドカードやプリペイドカードもある
visaと言えばクレジットカードと考えがちですが、実際にはそれだけではありません。
visaというのは先程も説明したように国際的な決済手段を提供しているもので、これはクレジットカードだけではありません。
現在visaが提供している機能には次のようなものがあります。
カードの種類 | 機能 |
---|---|
クレジットカード | 後払い |
デビッドカード | 即時払い |
プリペイドカード | 預け払い |
クレジットカードは良く利用されているので知っている人も多いはずですが、デビッドカードやプリペイドカードなどもクレジットカードは使いたくないというような場合には利用を考えてみましょう。
国際カードというのは、従来本文で説明しているvisaの他、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubの5種類がありましたが、最近はこれに銀聯、Discover Cardの2つを加える場合も有ります。
visaカードのキャッシングは権利取得業者のものということになる!
このようにvisaカードはライセンスの権利取得業者が発行できますから、日本でも多数の業者がこのライセンスを取得してクレジットカードを発行しています。
自分のクレジットカードにvisaのマークが無いか確認してみましょう。
このためvisaカードでキャッシングを利用するという場合も、実態としては、これらの権利取得業者が提供するキャッシングという事になるので、それぞれ提供内容が違っている為注意が必要です。
このため、もしvisaカードを利用するとしてキャッシングを考えているのであれば、実際に利用する事になる権利取得者が発行しているクレジットカードを事前に調べておくようにしましょう。
日本でvisaカードを発行している会社とは?
説明したようにvisaは決済手段にすぎませんから、それを利用して実際にクレジットカードを提供しているのは、各クレジットカード会社という事になります。
日本国内でvisaのマークの入ったクレジットカードを利用するにはvisaのライセンスを利用する権利取得業者という事になり、次のような業者があります。
- VJA
- 三井住友カード株式会社
- すみしんライフカード株式会社
- 株式会社ジャパンネット銀行
- 株式会社セディナ
- ソニー銀行株式会社
- イオンクレジットサービス株式会社
- 株式会社三菱UFJ銀行
- 三菱UFJニコス株式会社
- 株式会社ジャックス
- 株式会社りそな銀行
- りそなカード株式会社
- 株式会社クレディセゾン
- ユーシーカード株式会社
- 楽天カード株式会社
- 楽天銀行株式会社
- スルガ銀行株式会社
- トヨタファイナンス株式会社
- 株式会社エポスカード
- 株式会社アプラス
- 株式会社エムアイカード
- 株式会社オリエントコーポレーション
- 株式会社JTB
いずれも良く知られたクレジットカードを発行している有名なところばかりです。自分のクレジットカードにvisaのマークが付いていないか見てみてください。
この他にもvisaのマークの付いたクレジットカードを発行している場合がありますが、それらはここに示したクレジットカード会社と提携している所という事になります。
キャッシングの提供はこれ等の権利取得業者ということになる
そこでこれ等のvisaカードで利用できるキャッシングという事になりますが、visaは決済手段の提供だけですから、クレジットカードの内容自体はそれぞれのクレジットカード次第です。
したがって、どのようなキャッシングが提供されているのかという点についても、それぞれのクレジットカードで違うことになります。
審査についてもそれぞれのクレジットカード独自に行っているものですから、通過しやすいものも有れば、なかなか通過できないものも有るので、注意しなければなりません。
キャッシングの利用を考える場合は事前に確認しておこう
ですから、これからvisaマークの付いたクレジットカードを持ちたいと考えているのであれば、まずはこれらの権利取得業者のクレジットカードを事前に確認しておきましょう。
多いとは言っても限られた数ですから、全ての情報を集めてもそう時間がかかるものではありません。
特にキャッシングの利用を考えているのであれば、それぞれ提供内容が大きく違っていることも有るので、いろいろと調べておくと後で選ぶ時に選びやすくなるはずです。
現在クレジットカードはショッピング機能とキャッシング機能の2つの機能を持っているのが普通です。
この2つはそれぞれ審査が行われることになっており、ショッピング機能のほうは比較的緩いのですが、キャッシング機能の方はそれなりに厳しく、通過できない場合も多くなります。
このためキャッシングの利用を考えていても、実際にはキャッシング枠が0円になって利用できない事もあるので注意が必要です。
自分が利用しやすいカードを選べば良い!自分の利用場面を考えよう
そこで、どのクレジットカードを選べば良いのかという話になってきますが、これは利用者それぞれで違います。自分の置かれている状況によって使い勝手が良いかどうかを考え自分基準で選ぶことが重要です。
例えば、日常的に利用しているお店で利用できるものを選ぶというのが基本で、そのお店が特典付きで用意しているようなクレジットカードが有ればお勧めと言えるでしょう。
またクレジットカードには、ノーマルカードやゴールドカードといったグレードがありますが、普通に使う分にはあまり関係ないので、年会費のいらないもので十分で、拘る必要はありません。
どれを選ぶかは自分基準で選べば良い
そこで、いよいよ自分が利用しようというvisaカードを選ぶことを考えてみましょう。
いろいろある中でどれを選べば良いのかは難しい問題で、利用者の中にはインターネット上にあるおすすめ情報を見て選ぶような場合も有りますが、それはあまり良い選び方とは言えません。
クレジットカードは自分が利用するものですから、選ぶ場合も自分を基準にすることが大変重要になります。
ですからまずは、自分がクレジットカードを利用している場面を思い浮かべる事から始めましょう。
どこで利用することが多いか、キャッシングを利用する場合はどのあたりでお金を引き出すのかというようなことを想定してみてください。
自分の良く利用するお店で便利に利用できるものを探そう
例えば行きつけのスーパーとかが有れば、そこで便利に利用できて、更に何らかの特典でも付くのであれば、自分にとってそのクレジットカードは大変お勧めと言えるでしょう。
また良く旅行に行くような場合には、旅行会社が発行しているようなものであれば、様々なお得機能が利用できるはずです。
キャッシングの利用も考えているのであれば、利用方法をよく考えてカードローンとも比較して選ぶべきでしょう。
クレジットカードのキャッシングはカードローンと比較して金利が高めですから、利用方法によっては利息が高くなってしまう事も有るので、場合によってはカードローンの利用を考えるべきでしょう。
グレードに拘る必要はない
もう一つクレジットカードを選ぶ場合に気になるのが、何種類か用意されているグレードです。
visaカードでも次の4つが存在しています。
- visaクラシックカード
- visaゴールドカード
- visaプラチナカード
- visa Infiniteカード(ブラックカード)
しかしグレードは社会的なステータスを示すには良いかもしれませんが、日頃利用するにはあまり関係がありません。
またクラシックカードなら年会費無料なのにゴールドカードでは年会費がかかるという場合も有るので、あまり拘るのは止めた方が無難です。
現在利用しているお店で会員カードを作っている場合には、ちょっと調べてみましょう。
場合によってはクレジットカード付きのものが利用できる場合も有りますし、プリペイドカードが既に付いていることも有ります。
どうせクレジットカードを作るのであれば、そういったよく利用するお店の会員カードにも気をつけてみてください。
提携国際カードは海外に行く事を考えて選べば良い!
クレジットカードには通常提携しているvisaのような国際カードがありますが、どれを選べば良いのか迷ってしまいがちです。
どれであっても大概は利用できますが、海外に行く為にクレジットカードを作るというのであれば、まずは現地の状況を調べて見る事が重要でしょう。
ここで説明しているvisaもおすすめの国際カードと言えますが、現地の状況によっては他の国際カードの方がより多くの場所で利用できるという可能性も有るので、よく調べてみてください。
現地で利用できる国際カードと提携していれば、海外でも国内と同様にATMからキャッシングの利用が可能ですから、カード1枚でショッピングもキャッシングも可能になり現金の持ち出しは少額にできます。
海外に行く場合は現地の状況も調べてみよう
国際カードは海外に行ってこそその真価を発揮するものです。
日本は先進国ですが、意外に安全性が高く現金の流通も普通に行われていますが、海外に行けば、偽札も普通に流通しているので、途上国と呼ばれるような国でもキャッシュレス化が進んでいます。
このため、海外に行く時には特に観光ルートを回る場合なら、クレジットカードが有ればショッピングなどに困る事はまずないと考えて良いでしょう。
しかもこれにキャッシング機能が付けば、たとえ現金が必要になった時でも現地の金融機関のATMから現地通貨を引き出すことができますから、いずれにしてもクレジットカード1枚で事が足ります。
国内であれば、カードローンの方が有利になるかもしれませんが、海外ではカードローンは使えませんし、現金を持って行ったのでは現地通貨に両替する必要があります。
そこで、海外に行ってから困らないように、まずは現地の状況を調べてみる事が重要です。
持って行ったのは良いが現地では使えなかったというようなことも無いとは言えないので、念には念を入れましょう。
visaもお勧めだが現地の状況で提携国際カードを選べば良い
visaは説明したように200以上の国や地域に展開していますが、だからどこでも使い勝手が良いかというと、そうとは限りません。
ですから海外に行く予定だから、これからクレジットカードを作りたいというのであれば、現地の状況が分かったところで、なるべく便利に利用できそうな国際カードと提携しているもをの選ぶようにしましょう。
既にクレジットカードを持っている場合には現地でどの程度利用できるのかを確認して、もし加盟店などが少ないと考えた場合には、もう1枚別の国際カードの提携カードを作るのもよいでしょう。
ビジネスマンでしょっちゅう海外に行くような人は別にして、海外にはそう行くものではありません。ですから現地に行って悔いが残るようなことが無いように注意してください。
海外に行った場合のキャッシング利用に注意
説明したように海外でもクレジットカードのキャッシング機能が有れば、簡単に現地通貨を手に入れる事ができます。ただし、キャッシングですから利息が掛かります。
これに対して日本円を持ち出して現地で両替する場合には、利息はかかりませんが、非常にバカ高い両替手数料が掛かってしまいます。
ですから海外でキャッシングを利用したら、帰国後返済日を待つのではなくて、できるだけ早く全額返済してしまうようにしましょう。
最近国内では政府の政策もあって強引にでもキャッシュレス化しようとしているので、だいたい1枚クレジットカードが有れば、どこでも利用できるようになりつつあります。
しかし海外では必ずしもそうとは言えませんから、現地に合わせてクレジットカードの用意が必要な場合も有ります。
ただし、国際カードを別にしておけば、概ね2枚あれば、どこに行っても利用に困るようなことはまずありません。
クレジットカードを何枚も持っている人を見かける事がありますが、無駄にたくさん作るのは管理の面から考えても、やめておいたほうが無難です。
ここでvisaカードでのキャッシング利用について纏めておきます。
- visaは独自のクレジットカードを発行しているわけでは無く国際的な決済手段を提供している
- visaカードのキャッシングはライセンスの権利取得業者のものということになる
- visaカードは自分の利用場面を考え便利なものを選べば良い
- 海外に行く場合には現地の状況を調べて国際カードを選ぶと良い
クレジットカードのキャッシングはカードローンとは返済方法などに微妙な違いがあるので、必ず利用の前に仕様を確認して、返済できなくなるようなことが無いように注意してください。