キャッシングの利用明細は必ず確認！常に返済の可能性を評価すべき

キャッシングは借金ですから返済が必要ですが、利用を続けると預金を引き出す感覚になり、借過ぎてしまう可能性も出てきて、場合によっては返済能力を超えてしまって、返済ができなくなることもあります。

借過ぎを防止するには、利用残高の管理が大変重要になり、そのためには利用明細が利用できます。ですから返済できなくならないように利用明細は必ず確認するようにしましょう。

ただし、最近では家族にキャッシングの利用を隠すために利用明細の送付を停止してしまう人がいるので、そういう場合には、必ず定期的にネット経由で自分の借り入れ状況を確認する事が重要です。

キャッシングは必ず返済しなければならない！注意すべき点とは？

キャッシングというのは平たく言ってしまえば借金ですから、他のローンと同じように、契約の通りに返済していかなければならず、滞れば大問題になってしまいます。

ところがキャッシングというのはＡＴＭから必要に応じてお金を引き出せるために、利用者は自分の預金を引き出すような感覚に陥ってしまう事があり、歯止めが利かなくなることも有ります。

こうして借入れを続けてしまうと、借入残高が膨らんで行く事になり、最近のキャッシングでは返済方式に残高スライド方式が採用されている為、月々の返済額が高額化して返済が難しくなってしまいます。

キャッシングは借金であり必ず返済しなければならない

キャッシングは横文字で馴染みやすくしているものの、お金を借りるという点において借金であることに違いはありません。

借金をしたら、そのお金というのは必ず返済しなければならないものです。

返済すると約束するからこそ金融業者は貸してくれるのですから、借りたほうも責任をもって返済していかなければなりません。

ですから、キャッシングであろうが、他のローンであろうが、返済できないような借入れをしてはいけないのです。

利用を続けると自分の預金を引き出すような感覚になる

キャッシングというのはローンとしては大変利用しやすいものですが、大きな問題がある金融商品です。

キャッシングはローンカードを利用して何度でも借りたり返したりを繰り返すことができますから、利用期間は非常に長くなります。

利用を始めた頃というのは、借金という感覚が有っても、利用を続けていると、与えられた利用限度額が自分の預金のような感覚になってしまい、つい使い過ぎてしまう傾向が出てくるようになります。

このため、キャッシングの利用というのは一度始めてしまうとなかなか抜け出すことができず、一種の麻薬のように利用を続けてしまうようになってしまう危険があるのです。

借り過ぎると返済能力を超えて返済できなくなる場合も有る

借過ぎても返済していければそれでよいではないかと考える人もいます。確かにそうですが、返済できていればの話です。

キャッシングの月々の返済額というのはそれぞれのキャッシングで決まっている返済方式によって計算されます。

以前はいくら借りても月々の返済額が一定になるような返済方式の採用が多かったのですが、最近では借入残高を段階的に区切って借入れが多くなると返済額も多くなる方式が採用されています。

このため、利用初めはそれほど高額利用をするわけでは無いですから、返済も楽に行なえていたものが、しばらく利用していると借入れが高額になって返済が徐々に苦しくなることも有ります。

そして、もし返済額が自分の返済能力を超えてしまった場合には、月々返済して行くのが難しくなってしまう可能性も有ります。

ですから、安易に使い過ぎてしまうのは大変危険な訳です。

借り過ぎを防止するには常に利用明細の確認が重要になる！

もし返済が難しくなって、実際に返済できなくなってしまうと、信用はがた落ちしてしまいますから、常に返済の可能性を確認するため、借入残高を管理することが必要になることが分るはずです。

そこで借入残高の管理ですが、最も簡単なのが融資の利用後に発行されたり、月々送られることになる利用明細によって行うことで、誰でも簡単に確認することができるはずです。

しかし実際の場面を考えてみてください。融資の利用後に発行される明細の数字を見て、返済の可能性を考えてみる人がいるでしょうか、月々の明細など、そのまま積まれていないでしょうか。

今後はそういう事ではなくて利用明細を有効に利用するようにしましょう。

借り過ぎにならないように借入残高の管理が必要

安易に借入れを繰り返した場合、説明したように返済が難しくなってしまう事がありますが、もし返済できなくなった場合、契約の履行が難しくなるので、信用は崩壊してしまう事になります。

そこで無理な借入をしないということが大変重要なのですが、もう一つ歯止めをかける方法として借入残高を管理しておくことが重要になります。

借入残高が常に分かっていれば、自分の月々の返済額が幾らになるのかがすぐに分かりますから、返済能力を超えそうになった場合には、歯止めが効くようになります。

キャッシングを利用している人は、自分が常に借入残高を把握しているか、考えてみてください。自分の借入残高が分からないようでは、将来返済に行き詰ってしまう可能性があると考えるべきでしょう。

借入残高の管理には利用明細が利用できる

では借入残高をどのように管理すれば良いのでしょうか。これにはいくつか方法がありますが、最も簡単なのは利用明細書を使う事です。

利用明細書には次の２つがあります。

• ＡＴＭを利用す時に発行される利用明細書
• 月々金融業者から送られて来る利用明細書

どちらも大切ですが、月々送られて来る利用明細書を利用すれば詳細が分り、月に１回必ず確認できて、大変便利という事ができるでしょう。

利用明細は必ず確認しよう

しかしこの利用明細書を有効に利用している人はそう多くは無いでしょう。

自分を考えてみてください、例えばＡＴＭの利用時に利用明細書を見て返済のことまで考えているでしょうか。

また月々送られて来る利用明細書が送られてきても、そのままどこかに積んでおくか、中身など見ずにすぐ目につきにくいところにしまってはいないでしょうか。

しかし、先程も説明しましたが利用状況が分らなければ、いくら借りているのかわからず、借り過ぎて返済できなくなってしまう可能性があるのです。

ですから、せっかく送ってくるのですから、利用明細書を有効に利用しない手はありません。

利用明細書が届いたら、利用状況を確認して、返済できなくなるまでにどの程度の余裕があるのかを確認し、余裕が無ければ、借入れは一時控えるようにしてください。

最近では利用明細の送付を停止している人がいる！定期的に確認すべき

ところが、最近では、キャッシングの利用を家族など周囲に知られないために、送付を止めてしまっている人もいて、残念ながら利用できない場合も少なくはありません。

利用明細が停止できるようになったのは、ネット上から確認できるようになったからですから、もし利用明細を停止している場合には定期的に自分の利用状況の確認を行うようにしてください。

特に長期間利用している場合には、最初は定期的に確認していたとしても、徐々に確認を怠る人も多くなり、油断すると借り過ぎになってしまう事があるので十分注意が必要です。

家族などに内緒にするため利用明細の送付を止めている場合も有る

しかし、キャッシングの利用者の中には、自分のところには利用明細書は送られてこないという人も多いはずです。

これは本来は送られてくるはずのところを、送付を停止しているのです。

実はキャッシングの利用者の多くは、家族に内緒で利用しており、利用明細書が家に送られてくると、大変都合が悪いのです。

それでも以前は利用明細書の送付を停止することはできなかったのですが、現在ではそれが可能になっている為、家族に見つからないようにするために送付を停止している訳です。

利用明細の停止はネット上から確認することが前提

ではなぜ、最近になって利用明細書の送付を停止できるようになったのかというと、それにはインターネットの利用環境が充実してきたという点が挙げられます。

最近ではキャッシングの契約を交わすと、ＷＥＢ上に自分のページが用意され、そこで様々な情報確認や融資の振込依頼、返済などが行なえるようになっています。

つまり、これによって利用状況も利用明細が無くても確認できる環境が提供されたわけです。

そこでキャッシングの提供業者は、家族にバレたくない人の為に利用明細書の送付を止める事ができるようになったという訳です。

利用を続けていると確認を怠る人も出てくるので要注意

利用明細書は送ってくるので目につきやすいですが、定期的にネット上から確認してくれと言ったって、なかなかそれを続けるのは難しいものがあります。

確かに利用を始めた頃というのは返済できなくなったら大変ですから、定期的に利用状況を確認するかもしれませんが、利用に馴れてくると、確認を怠るような人も徐々に増えていきます。

ですから、そういった慣れが原因で、返済できなくなってしまう人も増えてくるようになるわけです。

もし返済できなくなってしまった時は？まず業者に相談しよう

もし返済が難しくなるほど借入残高が増えてしまった場合には、まずは金融業者に相談して、一時的に返済額の減額の交渉をしてみましょう。

最近では契約にもそういった条項が含まれている可能性があります。

もし長期的に返済が難しいと判断した場合には、契約を破ることになってしまうため、債務整理を行う事も考えなければならなくなり、業者側と協議を行う必要が出てきます。

もし債務整理を行う場合には、信用は崩壊することになり、以後キャッシングやその他のローンの利用が難しくなってしまうので、そうならない為にもキャッシングの利用には注意が必要です。

返済が難しくなった場合にはまず金融業者に相談しよう

利用明細などで返済できなくなるような状況にならないようにいろいろと注意していたとしても、長くキャッシングを利用していれば、やはり返済が厳しくなってしまう事も無いとは言えません。

もし一時的に返済が苦しいという場合には、まずキャッシングを提供している金融業者に相談してみましょう。

一時的に凌ぐことができれば次の返済からは通常通り返済が見込めるというのであれば、相談することによって、返済額を一時的に減額してくれたり、返済日を後ろにずらしてもらえたりします。

これは何も特殊なことではなくて、最近のキャッシングであれば、契約の中に明記されていますから、自分の利用しているキャッシングの契約を確認してみてください。

長期的に返済できない場合には債務整理を行う必要がある

しかし、一時的にではなく、先々についても返済の見通しが立たなくなってしまった場合には、そのままでは返済できませんから、債務整理を行う必要が出てきます。

債務整理というのは借り手と貸し手またはその代理人で話し合って、契約内容を見直し、債務を一部放棄してもらうというような対処をしてもらう事です。

場合によってはさらに裁判所の判断を仰いだうえで自己破産して債務を帳消しにしてもらう事もあります。

これによって新たな内容で返済を行えるようになれば、返済できる可能性が出てくるわけです。

債務整理を行えば信用は崩壊するのでそうならないようにする事が重要

このように債務整理というのは利用者にとっては救世主にもなりうるわけですが、当然いいことばかりではありません。

債務整理は金融業者から見れば、融資したお金が契約通り返ってこないという事になるわけですから、とんでもない話という事にいなります。

このため、債務整理を行ったという事は信用情報に記載されることになり、その後で別のキャッシングなりローンなりを申込んだとしても、その記録がある間は、貸してはくれなくなってしまいます。

つまり、債務整理を行ったことで、信用というものは崩壊してしまい、金融業者には信用してもらえなくなってしまう訳です。

ここでキャッシングの利用明細について纏めておきます。

• キャッシングは必ず返済しなければならず返済できなくならないように注意しながら利用する必要がある
• 借り過ぎを防止するためには定期的に利用明細書を確認して借入残高を把握しておくことが重要
• 最近では利用明細書の送付を止めてしまう場合も有るがその場合には必ずネット上で確認することが必要
• もし返済できなくなった場合には債務整理に追込まれ信用は崩壊することになる

最近のキャッシングの中には利用明細が最初から送付を止める状態になっている場合も有るので、ネット経由で確認を忘れやすい人は、送付するように手続きをしておきましょう。