簡単カードキャッシング!自分向きローンカード選び

学生でもキャッシングは利用できるの?数は少ないが利用は可能!

バブル崩壊以降それまでの年功序列制度が崩壊してしまったことによる親世代の貧困により学生も生活を切り詰め無ければならなくなりました。

しかし、やはりお金が必要なことはある為、学生でもキャッシングの利用が必要な時があります。

キャッシングには申込条件があり、一般向けの場合、学生を排除しているものも有りますが、年齢や収入を満たせば申込める場合も有ります。しかし融資条件は一般社会人と同じで返済には注意が必要です。

キャッシングの中には学生ローンと言って学生向けに設計されたものもあり、これらは概ね学生にも返済しやすい方式になっており、学生がキャッシングの利用を考える場合にはお勧めと言えるでしょう。

学生がキャッシングを利用せざるを得ない背景とは?親世代の貧困問題

学生の場合、以前は卒業までは親の仕送りを貰っているという人が多かったのです。

しかし、現在では年功序列が崩れ、親の収入が伸びなくなってしまったり、逆に目減りしてしまう事も珍しくなくなっています。

この親世帯の収入の伸びが止まってしまったことによって、当然ながら従来であれば教育費にかけていたお金も、今や目減りしてしまい、子供の教育に十分なお金を割くことができなくなってしまったのです。

しかし、教育を受ける必要はあるので、学生は生活を切り詰めて学校に通いますが、幾ら切り詰めてもお金が必要になることはあり、そういう場合にはキャッシングを利用せざるを得なくなってしまいます。

バブル崩壊で年功序列が崩れてしまい収入が伸びなくなってしまった

1990年代に起こったバブル崩壊で日本はそれまでとは全く違う時代に入りました。

戦後日本は好況、不況を繰り返してはいましたが、一貫して経済成長を続け年功序列制度を作り上げて、勤めていれば徐々に収入が上がっていき、子供にお金がかかる時期にはそれなりの収入ができました。

国の方もそういった制度を守るために様々な制度を持っていたわけです。

しかしバブルの崩壊でこういった状況は崩れ、日本は長期の不況に突入して、それまで考えられなかったデフレにまで追い込まれてしまいました。

このため、親世代は子供がお金が必要になる時期にそれに見合う収入が入らず、子供に渡る事になるお金も目減りしていく事になります。

本来であれば、こういった時期に国がしっかりした施策を行うべきでしたが、肝心な時に3年も訳の分からない何も決められない悪夢の政権が続いて駄目を押すことになってしまいました。

親世代の収入が伸びず子供の学費に割ける金額も目減りした

こういった状況下では、子供の為に最も必要になる教育にかける費用というものにもしわ寄せが行く事になり、年々教育費にかけられるお金が少なくなっていく事になりました。

要するに親世代の収入が減るにしたがって、学生である子供の掛けられるお金は少なくなって、学生生活を送る為の費用はおろか、学費までも用意できなくなってしまう世帯が増えて行ったわけです。

現在はまともな政権になってはいますが、これまでのダメージは大きく完全にはデフレが収まったわけでもない為、お金が皆に回るという状況にはなっておらず、学生を取り巻く状況の厳しさは変わりません。

学生は生活を切り詰めているがキャッシングを利用せざるを得なくなる

そうは言ってもやはり高校卒業後には大学や専門学校に進学したいという人は多いですから、親の方も厳しい状況の中で、進学させているという事になります。

このため親からの仕送りや貰える小遣いは少なくなってしまっており、以前のような学生生活が送れる人というのは限られてしまって、何とか生活を切り詰めて勉強している学生も少なくありません。

しかも学生生活では、様々にお金がかかる事も有って、場合によってはお金が足りなくなってしまい、キャッシングを利用しなければならなくなる学生も出てくることになります。

~アルバイトをしている学生も多い~
以前の学生でも珍しくはありませんでしたが、親からの仕送りが少なかったり、無いというような場合には、学生でも自分でアルバイトをして生計を立てている人が多くなっています。

親の世代の考え方では、学生がアルバイトをすることには反対だという人もいますが、いまやアルバイトをしなければ学生生活を続けていけない時代になってしまったのです。

誰がこんな状況に追いやったのか、皆でよく考える必要があるでしょう。

一般向けキャッシングでも学生が利用できるものはある!返済に注意

そこで学生でも利用できるキャッシングがあるのかということですが、まず確認が必要なのがキャッシングの申込条件で、これに学生は除くというような記載があれば、学生には利用できません。

一般向けのキャッシングには、こういった学生が利用できないものも多いですが、一部には特に学生を排除していないものも有って、そういうものなら学生でも申し込むことが可能になります。

ただし、そういった一般向けのキャッシングの場合、融資の条件は一般社会人と同様になりますから、収入の不安定な学生の場合返済には十分注意しなければならず、はっきり言えばあまりお勧めとは言えません。

キャッシングには申込条件がある

では学生がキャッシングを利用する事を考えてみましょう。本当に利用することはできるのでしょうか。

キャッシングにもいろいろとありますが、どのキャッシングでもまず注意しなければならないのが自分が申込めるかどうかという点です。

そこで確認しておかなければならないのが申込条件と言われるもので、各キャッシングには、必ずこの申込条件が決められていて、この条件を満たさなければ、申込みすらできません。

申込条件というのはそれぞれで違いがありますが、概ね次の2点は共通して入っています。

  • 年齢制限
  • 収入要件

年齢制限では学生に関係する部分は下限年齢ですが、これは概ね20歳以上となっていて、ごく少数で18歳からというものがあります。

この場合例えば高校卒業後、すぐに進学した場合を考えると、その後2年間は借入れできる業者を見つけるのがなかなか難しいという事になります。

もう一つの収入要件は、表現としては安定収入がある事とされているのが普通で、学生の場合も長期アルバイトをして月々収入が無ければ、申込むことができません。

収入が有れば学生でも借りられる一般向けキャッシングは存在する

学生がキャッシングを借りるとすると次の2つが考えられます。

  • 一般向けのキャッシング
  • 学生向けのキャッシング

まず一般向けキャッシングを考えてみましょう。

一般向けキャッシングの申込条件を見てみると、先程説明した条件に但し書きのように学生を除くというような記載があるようなものをよく見かけます。

この場合例えば年齢制限を満たし、ある程度の収入が伴っていても、学生には申込めません。

しかし一般向けキャッシングの中にも、こういった但し書きが無いものもあり、そういったキャッシングの場合には、学生でも年齢制限や収入要件さえ満たしていれば申込むことが可能です。

一般向けキャッシングの利用を希望しているのであれば、時間をかけて探してみてください。

返済は社会人と同様に行う必要があり学生の利用には注意が必要

ただし、こういった学生でも申込みが可能な一般向けキャッシングの場合、学生だからと言って特別に扱ってくれるわけではない事に注意しなければなりません。

利用条件は一般社会人と同様ですから、返済も月々返済方式に則って計算された金額を支払う必要があります。

一般向けのキャッシングというのは収入が安定している会社員を利用者のモデルとして設計されていますから、月々の返済額は借入額が増えなければ一定額を返済していく事になります。

これは収入が安定している会社員などには大変返済しやすいものですが、学生の場合には、試験期間などでアルバイト時間が短くなってしまう事も有り、なかなか厳しい返済方法なのです。

ですから一般向けキャッシングを学生が利用する場合には、借入れする事だけを考えるのではなくて返済するときのことも考えて十分注意しながら利用しなければなりません。

はっきり言えば一般向けのキャッシングは、学生にはあまり勧められません。

~月々の返済額は返済方式で決まる~
本文で触れたようにキャッシングの月々の返済額は、そのキャッシングで採用されている返済方式で決定します。

最近採用の多い返済方式は残高スライド返済方式というもので、借入残高を何段階かに区切ってその段階内では返済が一定額になるようになっています。

ただし借り過ぎて段階が変わると返済額が増えますから注意が必要です。

一般向けより学生ローンの方が返済しやすい!元金自由返済方式とは?

しかし消費者金融はこういった一般向けのものだけではなく最初から学生ローンと言う商品を提供している場合も有り、こういった商品は学生の状況を反映させているので学生にも使いやすくなっています。

例えば採用されている返済方式は元金自由返済方式と言って、期限内であれば、利息は月々支払う必要がありますが、元金は何時でも構わないというよ言うになっていて収入額がばらついても返済できます。

もしキャッシングの利用が必要になったというような場合に、一般向けと学生ローンのどちらを選ぶか考えるとすると、やはり、返済しやすい学生ローンの方がお勧めと言えるでしょう。

消費者金融の中には学生ローンを提供しているところがある

次に一般向けに対して学生向けキャッシングについて説明していきます。一般的にはこういったキャッシングを学生ローンと呼んでいます。

学生向けキャッシングを提供している業者は銀行や大手消費者金融には無く、中小消費者金融のみで、提供形態もカードローンは少なく、殆どは振込みか窓口での手渡しで行われるのが普通です。

こういった学生ローンを提供している業者は大きな学生街か、都市部にあるターミナル駅周辺で、学生の通行が多いような場所で営業しています。

学生ローンと言っているだけあって、利用条件は学生向けに考えられていて、例えば一般向けだと200万円の年収が要求されたりしますが、学生ローンは月々5万円程度の収入でも貸してくれる場合があります。

返済は元金自由返済方式で学生には返済しやすい

特に学生にとってありがたいのが、採用されている返済方式で学生ローンの多くが元金自由返済方式という方式になっています。

この元金自由返済方式というのは月々利息さえ支払えば、元金は期限内なら何時返済しても構わないという方式です。

このため、例えば先ほど言った試験期間でアルバイト時間が少なかった場合には、利息のみ支払い、夏休みなどでアルバイト時間が長時間とれたという場合、元金をたくさん返済することができます。

また返済期限を考えなければなりませんが、学生時代は利息の支払いのみにして、就職後に元金分を返済するというような使い方もできることになります。

キャッシングを利用するのであれば学生ローンのほうがお勧め

こういったことを考えてみると、一般向けのキャッシングはなかなか学生には使い難いものがありますが、学生ローンであれば、かなり使い易いと言えるでしょう。

もちろん自分は比較的高額の安定した収入があるというのであれば、一般向けの方が返済しやすいと感じるかもしれませんし、自分の状況を見極めて利用するキャッシングは決めればよい訳です。

ただし一般的な学生の状況を考えた場合、やはり使い易いと考えられる学生ローンの方がお勧めと言えるでしょう。

学生ローンの難点は、どこに行っても見つかるというものではなく、説明したように場所が限られていることです。

そういった場所にはなかなか行けないというような人は、ネット経由で利用できるものを探してみてください。

~学生ローンを扱う業者は極めて少数~
実は学生ローンと言うのは以前はそれほど珍しい存在ではなく、比較的小規模な大学の周辺でも見つかる程度には存在していたのです。

ところが直近の貸金業法の改正で総量規制が盛り込まれることになって、学生にそう高額な融資ができなくなり、利益が出しにくくなってしまったのです。

このため多くの利用者が見込める大きな学生街やターミナル駅周辺を残して、多くの業者が撤退してしまいました。

奨学金や教育ローンの利用も考えてみよう!キャッシングよりも有利

ただし、学生の場合には学費や学校生活を営むという目的であれば、奨学金や教育ローンと言うものがあり、予めよく考えて、お金が必要というのであれば、こういったものを申込んでおくべきでしょう。

奨学金や教育ローンの場合、キャッシングと比較して金利はずっと有利な設定になっています。こういった借入れができるのですから使わない手はありません。

ただこういうものはキャッシングのように今日申込んで明日借りられるというものではないので、高校在学中から学費の資金計画を十分考えて、早め早めに対応できるようにしておきましょう。

学生向けの融資では奨学金や教育ローンの利用を考えよう

このように、キャッシングを借りるとしたら学生ローンがお勧めではありますが、お金を借りるという観点から言えば、学生生活を送るうえで利用できるもっと別の有利な方法があります。

それは学生向けの貸付である奨学金や教育ローンで、学生ローンなんかよりもずっと低金利で利用する事が可能です。

奨学金は後々返済が大変だと言われ、確かに日本の奨学金は他の先進国から見れば最低の制度ですが、借入れという観点から見れば、有利なことに違いはありませんし、返済は卒業後で済みます。

また教育ローンは親が借りる事になりますが、やはりキャッシングよりも有利で返済しやすいですから、お勧めと言えるでしょう。

高校在学中から資金計画をしっかり立てよう

もし奨学金の利用を考えるのであれば、進学先が決まってからというのではなく、高校在学中から進路相談を行い、担当教諭から情報を得て、親とも相談し、申込みをしておきましょう。

場合によっては企業の給付型奨学金の申込みができる可能性も有り、この場合返済の必要も無く大変有利に利用できます。

ただし奨学金は基本的には入学してから貸付けという事になるので、入学時にかかる費用への利用には間に合わないので、最初に掛かってくるこれ等の費用については親が教育ローンで借りる事を考えましょう。

こういった資金計画をどうするかもやはり担当教諭や親を交えて予め練っておき、実際にお金が必要になった時に迅速に対処できるようにしておくことが重要になります。

民間資金が利用できない場合には公的貸付を利用しよう

しかし教育ローンと言うのは民間の金融機関から借りるのが普通ですから、審査に通過しなければなりません。

このため、親の状況によっては借入れが難しい場合も有ります。もしそういった場合には民間では借入れできない訳ですから、次に考えるのは公的な貸付制度です。

公的な貸付制度にも教育ローンが有りますから、やはり、事前に調べて、利用を考えてみてください。

この制度も貸付ですから、いずれは返さなければなりませんが、金利的に言っても民間で借りるよりもお得に借りる事ができます。

ただし、こういった公的な制度を利用する場合、民間よりも審査に時間がかかったりするので、ギリギリになってから申込むのではなくて余裕を見て申込んでおくことが重要です。十分注意してください。

~大学無償化もあまり期待できない~
本文でも日本の奨学金制度は最低だと説明しましたが、こういった批判を受けて無償化等様々な施策が行われるようになりました。

しかし無償化されるためには条件を満たす必要があり、やはり制度的には完全無償化にはなっていません。

残念ながら日本はこういった支援制度というのは条件を付けるのが当たり前という考え方があり、学生をみんなが支えるという考え方は持たないようです。

もっと学生にお金をかける事を将来への投資と捉える必要があるのではないでしょうか。

ここで学生のキャッシングについて纏めておきます。

  • 学生がキャシングを利用せざるを得ないのは親世代の貧困が遠因として考えられる
  • 一般向けのキャッシングでも学生が利用できるものはある
  • 返済方式などから考えると学生の場合は学生ローンの利用がお勧め
  • キャッシングの利用を考える前に奨学金や教育ローンの利用を考えるべき

学生でもキャッシングの返済ができなくなれば自己破産という事も有り得るので、借入れを考えた時にはまず借りずに済ませる方法が無いかを考え、周囲にも相談してみましょう。

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