キャッシングは返済が重要!返済シミュレーションで完済迄確認しよう
キャッシングというのは借入れしたら返済しなければなりません。そのために金融業者は審査で返済の可能性を見極めますが、審査に通過したからと言って返済できるとは限らず、返済計画を作る事が必要です。
そこでまずは完済までの月々の返済額を確認しなければなりませんが、素人にはそう簡単には計算できません。そこで利用したいのが金融業者が提供している返済シミュレーション機能です。
次に自分の返済能力を計算して月々いくらまで返済できるのかを調べ、その中で月々の返済が行えるかどうかを確認してみる必要があります。
返済が無理そうな場合、安易に借入れしてしまうと返済できなくなる可能性があるので注意が必要です。
キャッシングは返済が前提になる!借入前に返済計画を立ててみよう
キャッシングというのは金融業者が慈善事業を行っているわけでは無くて金融商品として提供しているもので、融資したお金というのは利息付きで返済される前提で貸しているのです。
そこで金融業者は返済してくれる人かどうかを見極めるために審査を行っていますが、注意しなければならないのは金融業者側がOKを出したからと言って必ず返済できるとは限らないという事です。
そこでこれからキャッシングを利用しようという場合には、月々の返済額を明記し、その分のお金をどのように用意するのかを盛り込んだ返済計画を作っておきましょう。
キャッシングは返済されることを前提にして融資している
キャッシングというのはキャッシングという横文字の言葉でイメージを良くしていますが要するに借金であることには違いはありません。
金融業者がキャッシングを提供しているのは決して慈善事業をやっているのではなく、お金を貸して返済時に利息を払ってもらって、利益を上げるために行っているのです。
したがって、金融業者はあくまで貸したお金の返済を前提にして融資を行っているのは言うまでも有りません。
利用者の方も、たとえ他のローンとは違って自分の預金のようにカードで引き出せるとはいっても、あくまで借りているものだという事を忘れないようにしなければなりません。
しっかりした認識で責任をもって返済していく事が必要になるのです。
審査に通過できたからと言って必ずしも返済できるとは限らない
このため、金融業者はしっかり返済してくれる人かどうかを見極めるためにキャッシングの申込みがあると、審査を行っています。
この審査では次のようなことが行われます。
- 申込者が本人であることの確認
- 申込者の返済能力の評価
- 申込者の信用の評価
これによればまず申込者が誰かを騙って申込んでいないかをチェックして、実際に返済するだけの収入があるのか、また返済してくれると信用して良いのかなどの見極めが行われるわけです。
この審査に通過できれば、金融業者としては申込者は返済が可能だと判断したという事になります。
しかし、実際には利用者の中には返済できなくなってしまう人もいる訳で、必ずしも本当に返済できるという事ではありません。
例えば、通常なら100万円の月収が有れば、余裕で返済できそうに見えますし、金融業者もそう判断します。
しかし、支出も100万円だったという場合、その人には返済していくだけのお金を用意する事はできません。
借入前に返済計画を作っておくと良い
ですから、審査に通過したからもう大丈夫という事ではなくて、借入れの前に自分なりに返済していけるのかどうかを見極めておくことが必要です。
そのために必要になるのが返済計画で、予め検討して、返済はその計画に沿って行っていけば、何もないよりもずっと返済の可能性は大きくなります。
キャッシングのように1度の借入額が少額の融資の場合、そういった返済計画のようなものを考えずに、安易に借入しがちですが、1万円の借入れが返済できなくなった例も有るのです。
ですから、返済計画を練って、自分の返済の可能性を考えておくのは借入れが幾らであっても必要なことだと考えましょう。
キャッシングはそう高額の融資ではないので、審査通過は簡単だろうと考えている人も多いですが、実はそう簡単でもなくて、大手消費者金融のカードローンでも申込者の半数以上は否決です。
ですから、あまり審査を安易に考えず、まずは自分の審査通過の可能性を考えてから申し込みを行うようにしましょう。
完済までの月々の返済額を確認しよう!返済シミュレーションを利用
そこで返済計画を作る際には、自分が返済できるのかどうかを確認する意味も含めて、どうしても必要になるものとしては月々の返済が幾らになるのかという事です。
この月々の返済額は各キャッシングで決められている返済方式を理解すれば、自分でも計算できます。ただし、1月や2月というならそれでも良いですが、もっと長期になると素人にはなかなか難しいでしょう。
そこで利用したいのが各キャッシングがホームページに設置している返済シミュレーション機能で、これを使えば一瞬にして完済までの月々の返済額を明確にすることができます。
まず必要になるのが月々の返済額を確認する事
キャッシングの返済はどのように行われるのかというと次の2つの方法が用意されています。
- 月々決められた金額を返済していく約定返済
- いつでも好きなだけ返済できる随時返済
随時返済は予定外の収入があった時に利用するというのが普通ですから、ここでは約定返済で完済まで行うという前提で話を続けます。
そこでこの返済計画を練るにあたって、何が必要になるのか考えてみると、基本的な情報として月々の返済額と、それが何カ月続くのかという返済期間を計算する事です。
月々の返済額は返済方式によって決定される
そこでこの返済を行う事になりますが、そこで必要になるのが各キャッシングの返済方式という事になります。
返済方式というのは借りたお金をどのように分割して返済していくのかを決めているもので、最近では残高スライド方式という方式を採用しているキャッシングが増えています。
この残高スライド方式というのは借入残高を何段階かに区切って、それぞれの段階内で返済額が一定になるようにしている返済方式です。
ですからその段階内で借入れを繰り返しても返済額は変わりませんが、段階が変わると、返済額が高額化したり、逆に低額化したりするという訳です。
ただし、この段階の区切り方はキャッシングごとに違いますから、それぞれ確認が必要になります。
そこで自分の返済額と返済期間を計算するには、各キャッシングの返済方式を理解する必要が出てくるわけです。
理解したところで、完済までの返済予定の一覧を作ってみましょう。
返済シミュレーションを利用すれば簡単に調べられる
ただし、こういった計算は、説明として理解できても、実際に自分で計算できるのかというと、素人にはそう簡単ではありません。
ですから、これらを確認しようとして、自分で計算を始めたのは良いが、途中であきらめてしまったという人はそれほど少なくないはずです。
だからという訳ではないかもしれませんが、金融業者側でも無理な借入をしないようにするために、こういった計算が簡単に行えるように用意しが返済シミュレーションです。
以前であれば金融業者の店舗に行って計算してもらったりしていたわけですが、最近ではインターネットという便利なものがありますから、金融業者はホームページにこの機能を埋め込んでいます。
こ返済シミュレーションに、自分の利用条件を入力すれば一瞬にして完済までの月々の返済額を表示してくれますから、さっそく利用してみてください。
本文では金融業者のホームページには必ず返済シミュレーション機能があるような書き方になっていますが、残念ながらこういった機能を用意していない業者も有ります。
もしそういった業者のキャッシングを選ぶ場合には、自分で計算するか、業者の窓口で確認するというような方法を使ってください。
自分の返済能力を計算してみよう!自分のお金の管理が大切
次に必要になるのが自分の返済能力です。これによって返済すべき金額と返済できる金額が分かりますから、返済の可能性を評価することができます。
そこで月々の収入額と支出額を使って返済能力を計算してみましょう。
こういった計算をするためには、日頃から自分が何にお金を使っているのかといったことが分かるように、自分のお金というものを管理しておくことが大変重要になります。
返済能力が計算出来たら、先程返済シミュレーションで調べた月々の返済額と比較して、自分が返済できるのかを評価してみましょう。
次に自分の返済能力を計算してみよう
月々いくら払って、どのくらいの期間続くのか分かったら、次に必要なのは、自分がいくら支払う事ができるのかという返済能力の計算です。
審査に通過できるという事は金融機関が考える一般的なお金の使い方をしている人であれば返済できるはずですが、誰もが一般的だという訳ではないので必ず計算することが必要です。
そこで、自分の返済能力を計算する方法ですが、そのための情報として過去1年分程度の月々の収入額と支出額を調べて下さい。
収入額と支出額が分ったら、次の計算式で月々の収支額を計算します。
この収支額というのは生活していく上で必要になったと思われる支出額を収入から差し引いた金額ですから、特に使う目的の無い自分の余裕と考える事ができます。
そこでこの余裕の中から返済ができれば生活に支障を出さずに返済していけると考える事ができます。
ですから、1年を通じてもっとも収支額が少なかった時を自分の返済能力と考えれば良いわけです。
金融業者の審査は、支出を考慮できないので、後になって返済できなくなる例が出てくるわけですが、この点自分であれば大変厳密に評価することが可能になります。
日頃から自分のお金の管理をしておくことが重要
こういった計算の基になるのは、言うまでもなく月々の収入額と支出額ですが、収入額は給与明細などがあるので分かりますが、支出額は記録を取っていないとまずわかりません。
この記録はこういったローンの利用場面でも、また節約を考える場面でも重要な情報になるので、日頃から自分のお金というものを管理しておくことが大変重要になります。
そのためには、これまでであれば家計簿のようなものを付けておく必要があり結構負担になりました。
しかし、現在ではスマホのアプリでも可能で、レシートを読み込ませることもできるようになっている場合も有るので、そう大きな負担は掛りません。
今日からでも自分のお金の管理を始めてみましょう。
返済能力を踏まえて返済の可能性を判断してみよう
月々の返済額と自分の返済能力が分れば、自分が返済できるのかどうか、判断することが可能です。
つまり次の関係が成り立っていれば借入れしても大丈夫という事です。
もし狂いが生じて返済能力減ってしまったというような場合についても、返済計画の中にそういった場合の対処法を明記しておけば慌てることなく対処できます。
対処法としては、返済額が用意できない訳ですから、生活費の中から不要不急の部分を節約することが必要になります。
この不要不急の部分とは何なのかについても、予め自分の支出内容を調べて、節約できる部分を返済計画に明記しておけば、すぐに対処可能になります。
キャッシングを利用する人の中には自分の生活レベルを維持するためにお金を借りているという人がいますが、収入が減ることも有る現在ではそういった借入れは破綻を招きかねません。
一度経験した高い水準の生活を見直すのはそう簡単なことではありませんが、収入が上下する中では、それに合わせて生活も柔軟に見直す必要があるのです。
生活というのは自分の収入内で行う必要があるものだという事を忘れないようにしましょう。
無理な借入をしてはいけない!返済できなくなれば最悪自己破産
もし、返済計画を練る段階で、返済が無理そうだという評価になった場合には、借入れしてしまうと途中で返済できなくなる可能性があるので、無理はしないようにしなければなりません。
もし返済できなくなってしまうと、場合によっては債務整理をするしか方法がなくなり、最悪の場合自己破産しなければならなくなります。そうなると信用は崩壊しローンの利用もできなくなるでしょう。
人によっては闇金などから借入れして返済に充てるというようなことを考える人もいますが、闇金を利用すれば後々結局は返済できなくなってしまう可能性が高く、速やかに自己破産した方が良いかもしれません。
返済出来そうにない場合は無理に借入してはいけない
このようにして返済計画を作っていくわけですが、常に返済できる計画が作れるわけではありません。
計算した結果、自分の返済能力では返済できないということが分かった場合には、そのまま借り入れてしまうのは危険です。
このため、こういう時は、返済能力はすぐには変えられませんから、借入額を減らしてみて、再度計算してみましょう。
ただし、この場合も残高スライド方式では、一つ段階を下げる必要があるので、かなり借入額を減らす必要がある可能性も有るので、そう簡単に返済可能にはならないでしょう。
何度か借入額を見直しても返済が難しいとわかった場合には、無理して借入れはできないので、その借り入れは一時見合わせて、根本的に考え直すべきでしょう。
返済中に返済できなくなるとどうなるか
もし返済出来そうにないのに見切り発車で借入れしてしまった場合には、途中で返済するお金の用意ができなくなってしまう可能性があり、そうなると返済日までに返済できなくなります。
そうなった場合、金融業者はまず督促状を送ってきます。督促状の時点で返済してしまえば特に問題になるようなことはありません。
しかし返済できなかったわけですから、督促状が来たからと言って返済できるようになるわけでは無いので、多くの場合はそのままにしてしまうでしょう。
そうすると金融業者は次の段階に進み、いよいよ回収担当が登場します。
まずは電話で返済を促しますが、それでも返済しなければ、訪問してくることも有ります。
要するに取り立てですが、最近の取り立ては、規制が厳しくなっている為、いたって紳士的に行われるので、脅迫的なことが行われるわけではありません。
ただし回収担当というのは顔がいかつい人が多く、対面しているだけで怖いと感じる事があるので注意は必要です。
そういう人が来ても、返済できなくれば、最終的には催告書というものが送られてきます。
この中では、期日が指定され、それまでに返済が行われなければ法的な対応が取られることになるというような事が記載されています。
この催告書は最後通告のようなもので、督促状は無視したとしても、この催告書は無視していると差し押さえなどに進むので、絶対に無視せず対応を考えなければなりません。
闇金などを利用するのであれば自己破産を考えた方が良い
中には返済の為に別の業者から借りて返済に回すというようなことを行う人もいますが、翌月以降返済の見込みが有ればよいですが、無い場合には新たな借入の返済も増えてますます苦しくなります。
結局債務を増やして問題を先送りにしているにすぎず、無暗に借入れを増やせば多重債務者になってしまう可能性も出てきます。
特に正規業者では借りられないようになってしまった人の場合、相手にしてくれるのは闇金くらいしかありませんから、そんなところから借りたら、どうなるか説明しなくても分かるでしょう。
そういった方法でも返済が難しいというのであれば、債務整理の一環として裁判所の判断を仰いで自己破産する事も考えなければなりません。
債務整理や自己破産という言葉は、あまり良いイメージを受けませんし、信用も崩壊してしまいますが、苦しい状況から抜け出す方法と捉える事もできます。
前向きに考えて対処してください。
様々な理由で収入が無かったり、有っても生活できるほど多くは無いという場合は、役所で相談し生活保護の受給を考えるべきでしょう。
借入れで何とかしようとしても返済できない訳ですから、負債を背負うのではなく、助けを求めるべきです。
ただし、生活保護というのは本来日本人に対して行うもので、外国人が利用するものではありません。
ですから自分は外国人だという場合には、国に帰って、自国に支援を求めるようにしてください。
ここでキャッシングでの返済シミュレーションの利用について纏めておきます。
- キャッシングは返済が前提になるので予め返済計画を立てておくべき
- 返済計画では月々の返済額や返済期間を計算する必要があるがこの時返済シミュレーションを利用すると良い
- 自分の返済能力を計算すれば返済シミュレーションで計算した返済額が返済できるか判断が可能になる
- 返済が無理そうな場合借入れしてしまうと最悪自己破産も有り得る
返済シミュレーションは完済までの月々の返済額を計算できます。中にはそれだけで返済できるような気分になってしまう人がいますが、それは単に計算したに過ぎないので十分注意してください。