おすすめのカードキャッシングをどう選ぶ？情報収集をし的確な判断を

カードローンは非常に数が多く、誰もに一律にお勧めというものは無いため、自分向きのものを選ばなければなりません。そのためには自分の要求をはっきりさせ、情報を集めて評価する必要があります。

銀行のカードローンの場合、数が多く情報集めは大変ですが、消費者金融に比べて金利が低いという特徴があります。しかしその分審査は厳しくなり、融資上限は年収の２分の１か３分の１までです。

消費者金融の場合は毛嫌いする人もいますが、現在では立派な金融業者になっており心配はいりません。審査は銀行よりも緩いですが、金利は高めで、融資上限は総量規制が有って年収の３分の１となります。

おすすめのカードキャッシングはそれぞれ違う？情報取集が重要になる！

カードキャッシングというのはそれぞれ仕様が違っていて、利用環境にも差があるので、誰にでも一律にお勧めというものはなく、自分に合わせて的確に選らばなければなりません。

そこで必要になるのが、自分がカードキャッシングに対して何を要求しているのか、できるだけ細かく挙げていく事です。まずは自分の利用場面を思い浮かべて考えてみてください。

次に自分が利用できる可能性があるカードキャッシングの情報をできるだけたくさん集めて、それらの情報を自分の要求に従って評価し、もっとも要求を満たすものを選ぶようにしましょう。

カードキャッシングは誰にでも一律にお勧めというものは無い

カードキャッシングは以前は大手消費者金融と一部の中堅消費者金融ぐらいしか提供していませんでしたから、選ぶと言ってもそれほど選択肢はありませんでした。

しかし現在では、次のように多くのカードキャッシングが存在しています。

提供業者	提供しているカードキャッシング
消費者金融	カードローン（カードキャッシング）
銀行	カードローン
信販会社	クレジットカード（キャッシング枠） カードローン

このように現在では銀行や信販会社がこの分野に参入し、特に銀行の場合、大手銀行をはじめとして、各地に地方銀行があり、最近ではネット銀行も出てきているので多数のカードローンが存在します。

また信販会社はもともとクレジットカードを発行しており、これにキャッシング枠をつける事でキャッシングを提供しているだけではなく、消費者金融と同様のカードローンの提供も行っています。

このように多数のカードキャッシングが出てくると、利用者を獲得するために、それぞれ特徴を出すようになります。

まずは自分のキャッシングに対する要求を挙げる

ではどのように探せばよいのかというと、例えば電気製品を選ぶ時のことを考えてみてください。

その場合自分の要求がまずあるはずで、それを実現できる製品を選ぶでしょう。

カードキャッシングでも選び方としては全く同じで、まず行わなければならないのが、カードキャッシングに対して、自分が何を要求しているのかをできるだけ具体的に挙げていく事が必要です。

例えば、すぐに高額の融資が利用できる訳ではありませんが、将来的に８００万円まで融資を利用したいと考えているときに、利用限度額の上限が５００万円のものを選んでも実現は難しいわけです。

またよく利用する場所もだいたい分るはずですから、そのあたりに利用手数料の掛からないＡＴＭがある事も条件になるでしょう。

そういった点について、まずは自分の利用場面を想像して、挙げていくと、的確な要求が並ぶはずです。

情報を収集して自分の要求を満たすものを探してみよう

次に必要になるのは情報収集です。現在は情報化社会と言われて久しいですが、たしかに現在ほど情報を集めやすい時代はこれまでなかった筈です。

説明したようにカードキャッシングは現在非常に多数あります。そこで自分が利用できる可能性のあるカードキャッシングの情報をできる限りたくさん集めましょう。

そのためには、まず自分の行動範囲にある金融業者を調べたり、インターネット上から利用できるものを調べたりして、それぞれが提供しているカードキャッシングの仕様を調べることが必要です。

こういった情報が集まったら、先程挙げておいた自分のカードキャッシングへの要求事項で集めた情報を評価してみましょう。

自分の要求を最も満たしているものを見つければ、それが自分向きのカードキャッシングという事になります。

銀行のカードローンを調べてみる！金利は低いが審査は厳しい

銀行がカードローンでカードキャッシングの分野に参入したのは比較的新しいですが、それぞれ独自に提供している為銀行のカードローンと言うのは非常に数が多くなっています。

銀行のカードローンの特徴としては大手消費者金融のものに比べて、金利が低くなっているという点ですが、そのために審査は厳しくなっており、利用できる人というのは絞られます。

融資される上限は審査で決められる事になりますが、融資の上限は各銀行の内部規定によって決まっており、通常は年収の２分の１かあるいは３分の１と言うことになります。

利用可能な銀行のカードローンは非常に多数

そこでまず銀行のカードローンから説明していきましょう。

先程触れたように銀行というのは大手銀行の他、各都道府県内に１つあるいは２つ程度の地方銀行があり、さらにインターネット上にはネット銀行が設立されています。

更にこれに加えて、厳密に言えば銀行ではありませんが、地方銀行よりも営業地域の狭い信用金庫や信用組合なども銀行に準ずる金融機関と考える事ができます。

またこれに加えて、ＪＡや労働金庫などもやはりこの分類になりますし、今後参入が考えられるゆうちょ銀行などもあります。

このように銀行と言っても数が多く、更に銀行では１つだけではなく複数のカードローンを提供している場合も多く、カードローンの選択肢は非常に多数になっています。

銀行のカードローンは金利は低いが審査は厳しい

銀行のカードローンの特徴としては、消費者金融のカードキャッシングに比べて、金利が低いということがあります。

ただし、金利というのは融資に要求される信用に関係しており、国家間の取引から個人への融資まで次のような関係があります。

信用	金利
高	低
低	高

つまり、銀行のカードローンの金利が低いということは、要求される信用は高くなるという事です。

簡単に言えば、銀行のカードローンの審査は、消費者金融のカードキャッシングの審査に比べて厳しいという事になる訳です。

融資上限は年収の２分の１か３分の１

では銀行の融資は幾らぐらい利用できるのかという事になりますが、カードキャッシングはどこでもそうですが、申込当初は審査での信用評価は低くなるので、そう高額な利用はできません。

ただし適正な利用を続けていけば、利用限度額は増額されていくので、後々になれば高額利用も可能になっていきます。

そういった場合、例えば利用限度額の上限が８００万円という場合、誰もが８００万円まで借りられるのかというと、そういうものではありません。

例えば年収２００万円の人に銀行は８００万円まで融資してくれるようなことはないのです。

銀行の場合には特に法的な制限はありませんが、幾らまで融資ができるのかは内部規定で決められており、概ね年収の２分の１か或は３分の１までと決められています。

ですから、将来的に高額利用を希望しているのであれば、自分の年収も徐々に増やしていく必要がある訳です。

消費者金融のカードローンを調べてみる！審査は緩いが金利は高め

消費者金融の場合にはカードキャッシングを提供しているのは、大手と呼ばれる限られた所とごく一部の中堅と呼ばれる業者に絞られます。

消費者金融というと毛嫌いする人もいますが、現在では立派な金融業者に成長しており心配する必要はありません。

消費者金融の特徴としては銀行よりも金利は高くなりますが、審査は緩めになる事です。ただし緩めと言っても誰でも通過できる訳ではないのであまり安易に考えるべきではありません。

融資の上限はやはり審査で決定されますが、貸金業法の総量規制が適用になりますから、複数借りたとしても年収の３分の１以上に融資を受ける事はできませんので、注意してください。

消費者金融のカードローンも毛嫌いする必要はない

次に消費者金融のカードローンについて説明していきます。

消費者金融というと、その名前だけで毛嫌いしてしまう人も多いはずです。

消費者金融は、まだサラ金と呼ばれていた頃に、銀行では貸してもらえないような人にも融資が行われて、大変歓迎される存在でした。

しかし、当時は非常に高い金利でも法的には問題が無かったために、消費者金融も非常に高い金利で融資を行っていて、それが原因で返済ができなくなってしまうと、厳しい取り立てが行われました。

これが社会問題になってしまい、消費者金融の怖さが知れ渡る事になり、更にこういったことがドラマにも描かれて、日本人の脳裏に刻み込まれてしまったのです。

このため現在に至っても消費者金融を毛嫌いしている人も残っている訳です。

しかしその後消費者金融はイメージ改善に努め、銀行もカードローンを提供する際に消費者金融と提携し、更には現在多くの大手消費者金融が銀行のグループ会社に入っています。

消費者金融が嫌いな人でも、銀行は信用できると思っている人は多いはずです。

その銀行のグループに入れるというのは、それなりの身体検査が行われ、問題点は排除されていますから、消費者金融というのは昔のような体質はもう残していません。

ですから、消費者金融というのは、現在では立派な金融会社に成長しており、毛嫌いする必要は無いのです。

審査は銀行よりは緩いが金利は高め

そこで消費者金融のカードローンですが、銀行のものに比べると、金利が高くなっています。

このため、先程説明したように、要求される信用というのは金利に合わせて、銀行よりも低くなるため、消費者金融のカードローンは銀行よりも審査が緩くなっています。

次はこういった消費者金融と銀行のカードローンを比較したものです。

金融業者	最高金利金利	審査の難易度
消費者金融	18％	比較的緩い
銀行	14％台	厳しい

ただし消費者金融の審査も銀行と比較して緩いとは言えますが、審査の通過率から見た場合、大手消費者金融では各社とも４０％台になっており、半数以上は否決になっています。

ですから、消費者金融だからと言って、審査をあまり安易に考えるべきではありません。

総量規制により融資上限は年収の３分の１

では消費者金融の場合、最高幾らまで借入れできるのかというと、銀行には法的な規制はありませんでしたが、消費者金融の場合は、法的な規制が存在します。

これは貸金業法にある総量規制と呼ばれるもので、少額の場合と専業主婦への例外を除いて年収の３分の１までという事になっています。

しかも、これば１社だけではなくて借入している各社の合計がこの上限になりますから、例えば６００万円の年収がある人の場合、複数借りても融資が利用できる可能性があるのは２００万円までとなります。

ですから消費者金融で高額融資を利用したいという場合も銀行と同じように、まずは自分の年収を着実に増やしていく事が必要になるのは変わりはありません。

クレジットカードのキャッシングを調べてみる！海外旅行では便利

カードという形でキャッシングを提供しているものの中にはクレジットカードのキャッシング枠も含まれます。

利用方法も他のカードキャッシングと同様ＡＴＭからの引出しや振込依頼による振込みが利用できます。

このクレジットカードのキャッシングは銀行や消費者金融が提供するカードキャッシングとは違って海外でも現地通貨のキャッシングが利用できるので海外旅行などでは大変便利なものです。

クレジットカードは主に信販会社が発行していますが、このキャッシングにも消費者金融と同様に総量規制が適用になるので、融資額は年収の３分の１を超える事はありません。

クレジットカードのキャッシング枠とは？

最後に信販会社のキャッシングを説明していきます。

先程説明しましたが信販会社はクレジットカードのキヤッシング枠と、カードローンを提供している場合が多くなりますが、カードローンのほうは要するに貸金業者で消費者金融と同じです。

ですから、ここではクレジットカードのキャッシング枠について説明していきます。

クレジットカードは以前はショッピング枠だけで、現金を持ち歩かなくても買い物だ出来るという事を売りにしていたわけで、現在でも稀にショッピング枠しか提供していない場合も有ります。

しかし、消費者金融がカードによるキャッシングで利用者数を伸ばしたことから、クレジットカードでもキャッシングを提供することになり、現在のキャッシング枠というものが提供されるようになりました。

多くの場合利用枠として総枠が決められ、その中でショッピング枠とキャッシング枠が定義されています。

融資の利用方法は当初はＡＴＭの引出しだけでしたが、現在ではカードローンなどと同様に振込による利用も可能になっています。

クレジットカードの場合、支払いは基本的には１回払いとなりますが、最近ではリボルビング払いも可能になっているので、利用者にとってはカードローンと同様な利用が可能です。

海外でもキャッシングが利用できて大変便利

クレジットカードと銀行や消費者金融のカードローンとの大きな違いは国内ではなく海外に行ったときに現れます。

国内ではどれも同じように、例えばＡＴＭから融資を引き出すことができますが、海外では銀行や消費者金融の場合、提携先があるわけでは無いので、利用する事はできません。

しかも帰国後すぐに返済してしまえば、通常は現地で現金を両替して両替手数料を支払うよりも、利息は安くなり、お得な利用ができるのが普通です。

ですから海外に行く場合には現地で利用できるクレジットカード１枚あれば、シャッピングもキャッシングも可能になるので、大変便利と言えるでしょう。

信販会社のクレジットカードのキャッシングにも総量規制が適用される

このクレジットカードのキャッシングはどの程度借りられるのかが気になりますが、信販会社が発行するクレジットカードのキャッシング枠の場合、貸金業者の融資と見なされます。

したがって、この場合にも貸金業法が適用になるので、融資上限は総量規制による制限がある事になります。

ただし、クレジットカードの場合、グレードにもよりますが、一般向けのノーマルカードの場合２００万円程度が上限になっており、銀行や消費者金融のカードローンのような高額利用はできません。

また金利も最高金利は通常消費者金融のカードローンと同程度ですが、消費者金融のように信用の評価が上がれば徐々に下っていくというものではなくて、あまり変わりません。

ですから、利用方法にもよりますが、先程のような海外での利用を想定せず、高額の融資の利用や頻繁な利用を考えているのであれば、カードローンの方の利用を考えるべきでしょう。

ここで、おすすめのカードキャッシングについて纏めておきます。

• おすすめのカードキャッシングは利用者ごとに違い一律に言う事はできない
• 銀行のカードローンは金利は低いが審査は厳しいので注意が必要
• 消費者金融のカードローンは銀行よりも審査は緩いがそれでも安易に考えてはいけない
• クレジットカードのキャッシング枠は海外でも利用できるので利用場面によっては便利

カードキャッシングを一度利用してしまうとなかなか抜け出すことができず、利用額も徐々に増えていくものですから、利用を考えたときはまず借りずに済ませることを考えるようにしましょう。