jcbカードのキャッシング枠は当初は少額!金利は高めの為要注意
jcbカードは日本発祥の国際カードで利用面では総枠が決められていて、その中にショッピング枠とキャッシング枠が決められるという構造になっていて、ちょっと複雑ですから注意が必要です。
申込みはネット経由かあるいは郵送によって行いますが、キャッシング枠が必要な時には申込時にその旨の指定をして下さい。ただし利用当初はそれほど高額の枠は付かないので落胆しないようにしましょう。
借入方法はカードローンと同じでATMからの引出しか振込依頼による振込みによって行われます。
返済は1回払いかリボ払いで行いますが、基本は自動引落になり、リボ払いの場合だけATMからの入金も可能です。
jcbカードのキャッシング枠とは?枠の設定が複雑なので注意
jcbカードは日本を代表するクレジットカードで日本で唯一の国際カードです。jcbはこのクレジットカードの他、カードローンの提供も行っており、消費者金融の側面も持っています。
jcbカードのキャッシング枠は、まず総枠という利用枠が決められ、この中をショッピング枠とキャッシング枠が入っているという形になっていて、ちょっと枠の考え方が複雑なので注意してください。
ショッピング枠もキャッシング枠も審査によって決定されますが、キャッシング枠の方の審査は厳しく、当初はかなり少額になってしまうので、あまり落胆しないようにしてください。
jcbカードとは?
jcbカードは日本唯一の国際カードブランドのクレジットカードで提携しているクレジットカードも多くこれを含めれば、非常に多くの人がjcbカードを利用しているのではないかと考えられます。
国際カードには国際的に知られた6種類のカードが有ってjcbはその一角に数えられています。
jcbの前身は日本クレジットビューローという会社でjcbという名前もここから来ていて、この会社は東洋信託銀行、日本信販、三和銀行が出資して設立したものです。
加盟店はすでに160か国を超えており、ほぼ世界中で利用する事が可能になっています。
またjcbはクレジットカードのほかにもカードローンを提供しており、消費者金融という側面も持っています。
総枠の中にショッピング枠とキャッシング枠がある
jcbカードの利用枠には他のクレジットカードと同様にショッピング枠とキャッシング枠があります。
ただし、実際にはそう簡単ではなく非常に複雑な構造になっています。まず最も上位に総枠というものが設定されます。これは次のような枠に分かれています。
- ショッピング枠
- ショッピング残高枠
- キャッシング総枠
ショッピング枠というのはショッピングでの1回払い利用可能枠のことです。
次のショッピング残高枠は次のような利用枠に分かれています。
- ショッピング2回払い利用可能枠
- ボーナス1回払い利用可能枠
- ショッピングリボ払い利用可能枠
- ショッピング分割払い利用可能枠
最後のキャッシング総枠は次のように分かれています。
- キャッシング1回払い利用可能枠
- 海外キャッシング1回払い利用可能枠
- キャッシングリボ払い利用可能枠
このように非常に多くの枠があり、それぞれその上位の枠を超えないように利用する事になります。
例えば最上位の総枠が50万円で、ショッピング枠が50万円で、キャッシング枠が30万円だった場合、ショッピングで50万円利用してしまうと、キャッシングは利用できなくなります。
キャッシング枠は最初は少額!金利は最高18%
jcbカードのキャッシングの仕様は次のようになります。
商品名 | jcbカード |
---|---|
融資額 | 1万円~100万円(利用者によって異なり500万円まで増額される可能性がある) |
金利(年利) | 15.0%~18.0% |
返済方式 | 元金均等リボルビング払い(リボ払いの場合) |
カードローンなどでもそうですが、特にキャッシング枠の場合、当初の利用可能枠というのは、そう高額にはなりません。
審査ではカードローンと同じように信用の評価によって決められますが、当初は信用評価はそう高くはなりませんから、大きな枠はもらえない訳です。
金利もやはり信用が低いので、高い設定になり、最初は通常最高金利の18%が適用になります。
審査によってはキャッシング枠が0円になる事があります。
要するにキャッシングを利用できるほど審査での評価が高くなかったという事です。
この場合にもショッピングでの利用を続け、更に年収も増やしていけば、後々付けてもらえるようになるはずです。
jcbカードの申込みはネット経由か郵送!キャッシング枠を忘れずに
jcbカードの申込みはネット経由で申込情報を送信するか、申込書を郵送することで行う事になりますが、最近では比較的簡単なネット経由で申込む人が増えてきているようです。
申込みに際してはキャッシングの要否の指定ができるので、キャッシングの利用を考えている場合には、キャッシング枠を忘れず付けるように注意して記載してください。
ただし、逆に自分はショッピング枠しか利用しないという人の場合には、キャッシング枠は必要ない訳ですから、キャッシング枠は不要としておけば安易に借り入れる事を防ぐことができます。
jcbカードの申込方法はネット経由か郵送で行う
ではjcbカードはどのように申込めばよいのかというと、申込方法には次の2つが用意されています。
- ネット経由で申込情報を送信する方法
- 申込書を郵送する方法
最近ではスマホが普及していて、以前のようにパソコンでなくても利用できるので、申込みではインターネット経由を利用する人が多くなっています。
ただし、ネット利用は避けたいという人もいるので、郵送での申込み方法も残しているものと考えられます。
いずれにしても、自分が利用しやすい方法で申込めばよいでしょう。
キャッシングを利用する場合にはキャッシング枠をつける事を忘れずに
キャッシングの利用を想定している場合には、申込時にキャッシング枠の要不要の指定で必要という指定にしておくことを忘れないようにしましょう。
もし不要になっていた場合には、キャッシングについての審査が行われずショッピング枠のみという事になります。
その場合でも後から付けてもらう事ができますが、その場合再度キャッシングについての審査を受けなければならないので、最初に行ってもらえば手間が取られることがありません。
ただし、必要としたとしても、審査の結果、ショッピング枠は貰えても、キャッシング枠の審査は否決になって、キャッシング枠が0円になる可能性は残っているので注意して下さい。
逆にキャッシングが必要なければキャッシング枠は不要にすべき
それとは逆に、もし自分はショッピンング以外にクレジットカードを利用するつもりはないという場合には、キャッシング枠は不要にしておきましょう。
利用できるお金が有れば、ついつい使ってしまう事も有るので、最初からないほうが良いのです。
また別途カードローンを利用しているような場合も、クレジットカードのキャッシング枠は必要ない筈なので、不要にしておきましょう。
この場合、もしつけてもらってキャッシングを利用してしまうと、キャッシングについての返済を2つ抱える事になるので、かなり厳しい状況になってしまいかねません。
カードローンの場合、即日審査で自動契約機などに行けば即日カードを手にすることも可能な場合があります。
しかしクレジットカードの場合には、審査にも十分な時間をかけているので、申込んですぐにカードを手にするようなことはできません。
カード到着までには1週間から10日程度掛かってしまうのが普通なので注意してください。
借入方法はATMか振込依頼!返済は自動引落が基本になる
jcbカードのキャッシングの借入方法はカードローンと同じようにATMから引き出す方法と、振込依頼を行って指定口座に振込んでもらう方法を利用する事が可能です。
返済方法は翌月1回払いで行うのか、あるいは分割してリボ払いで行うかを選ぶことができますから、自分の返済能力に合わせて、返済できる方法を選ぶようにしてください。
返済は基本的には自動引落で行う事になりますが、リボ払いについてはATMから入金する方法を選ぶこともできます。
借入れはカードローンと同様にATMからの引出しか振込依頼で行う
jcbカードを利用したキャッシングで融資を利用するには、多くのカードローンと同様に次の2つの方法が利用できます。
- カードを利用してATMから融資を引き出す
- 振込依頼をしてカード代金の引き落とし口座に融資を振り込んでもらう
利用できるATMはjcbのものは無く、提携している全国の銀行などの金融機関、コンビニ、クレジットカード会社のものが利用できます。
数が非常に多いので、自分の利用しているATMで利用できるかどうかjcbのホームページで確認しておきましょう。
金融機関によって利用できる機能が違う場合があるので注意して確認してください。
振込依頼はインターネット経由か電話で申込むと最短数十秒で予め指定したカード代金の引き落とし口座に振込まれます。
返済は1回払いかリボ払いが利用できる
借入れしたら返済しなければなりませんが、jcbカードのキャッシングの返済には次の2つの方法が利用できます。
- 1回払い
- リボ払い
どちらで返済するかは、借入時に指定するようになっていますから自分のお財布とよく相談して決めるようにしましょう。
カードローンと同じで気軽に融資が利用できますが、借り過ぎると返済が長期化するので十分注意しなければなりません。
返済は自動引落が基本だがリボ払いの場合にはATMからの入金も可能
返済の支払いは次のように行います。
返済方法 | 支払方法 |
---|---|
1回払い | 自動引落 |
リボ払い | 自動引落またはATMからの入金 |
jcbの場合キャッシングのリボ払いではこれに加えてATMからの入金という方法でも可能という事になっています。
ただし、返済日を忘れない為にも、通常通り自動引落にしておいた方が無難でしょう。
カードローン等でも同じですが、返済が出来なくなってしまうと、その記録が信用情報内に記載されてしまう事になり、あとあとローンの利用などに支障が出る事になります。
ですから、そういう事にならないように月々返済額が確保できるように注意するようにしましょう。
jcbカードのキャッシング枠の利用上の注意事項とは?
jcbカードでキャッシングを利用する際の注意事項として、まずATM利用では利用手数料がかかる事になるので、利用方法を工夫してなるべく手数料を節約できるようにしましょう。
また金利はカードローンに比べて高めの設定になるので、頻繁に利用したり、高額の利用を考えている場合には、クレジットカードの他にカードローンを利用するべきでしょう。
またリボ払いによる返済は利用枠によって金額が決まる事になるので、高額の利用額になった場合には、返済の負担も大きくなる為、借入れは十分注意して行う必要があります。
ATMの利用手数料に注意
どんなことにも注意すべき点は必ずあるものですが、jcbカードの利用でも注意事項があります。
先程説明したようにjcbカードでATMからキャッシングを利用する場合には、提携先のATMを利用する必要があります。
この提携先のATMを利用する場合、次のような利用手数料がかかる事になるります。
利用額 | 手数料 |
---|---|
1万円以内 | 110円 |
1万円超 | 220円 |
手数料はそれほど高額という訳ではありませんが、利用方法によっては利息よりも高いことがあるので、ATMを利用する場合には利用回数が少なくなるように利用方法を考えましょう。
金利は高めなので利用方法によってはカードローンを利用すべき
またクレジットカードのキャッシングの金利というのは高めで、利用を続けてもそれほど低くならないため注意が必要です。
このため、たまに少額の融資を利用する程度であれば、問題はありませんが、頻繁に利用したり、高額の融資を利用する場合はカードローンの利用を考えましょう。
例えばjcbの場合でもクレジットカードの他、カードローンも提供していますが、このカードローンの方がずっと有利な金利で利用する事ができます。
返済は一定だが利用枠が高額になると返済額も高額になるので要注意
もう一つ返済についてですが、月々の元金の返済額は自分で決める事ができます。
ただし、キャッシングの利用枠によって元金の最低返済額が決まっていて、利用額が高額になると元金の最低返済額も高額になるので注意が必要です。
利用枠に対する元金の最低返済額は次のようになっています。
利用枠 | 元金の最低返済額 |
---|---|
18万円以内 | 5千円 |
19万円以上60万円以内 | 1万円 |
61万円以上120万円以内 | 2万円 |
121万円以上180万円以内 | 3万円 |
181万円以上240万円以内 | 4万円 |
241万円以上300万円以内 | 5万円 |
301万円以上360万円以内 | 6万円 |
361万円以上420万円以内 | 7万円 |
421万円以上480万円以内 | 8万円 |
481万円以上500万円以内 | 9万円 |
カードローンでは融資額の上限として総量規制がよく話題に上りますが、この総量規制は貸金業者に適用になるので、jcbカードのキャッシング枠にも適用になります。
例えば利用枠として500万円欲しい場合には少なくとも年収が1500万円無ければなりません。
利用枠を増額したい場合には、自分の年収をよく見て考えて下さい。
ここでjcbカードのキャッシング枠について纏めておきます。
- jcbカードのキャッシング枠は設定が複雑なので注意が必要
- 申込みはネット経由か郵送で行う事が可能
- 借入れはATMか振込依頼で行い返済は原則として自動引落
- キャッシングは利用枠が高額になると返済も高額化するので要注意
jcbカードは日本で唯一の国際カードで海外でも利用できます。特に海外ではカードローンの利用は難しいので、海外に行く場合には、おすすめのクレジットカードの1つと言えるでしょう。