jaカードローンは地域毎に違う!自分の地域のjaを確認しよう
jaでもカードローンを提供していますが、各jaで金利等に差があるので金融機関として考えた場合には、それぞれ違う業者と捉え、自分の地域のjaがどうなっているのか、確認が必要です。
jaさがみの場合、カードローンの利用限度額の上限は500万円となっており、金利は9.2~11.6%で設定されます。金利から考えれば、申込当初はかなり有利な条件で借入れすることが可能です。
申込みはまず仮審査申込みを行い、この仮審査に通過できた場合に限って正式申込みを行うという手順になり、借入れは全国のjaとコンビニなど提携金融機関のATMが利用できます。
jaのカードローンは各jaで違うと考えるべき!
jaと言えば農協ですが、農協は以前から金融機関としての側面も持っており、その地域の農家に融資を行って農業振興に寄与してきており、現在では金融部門をja bankと言っています。
ただし全国で同じようにjaを名乗ってはいますが、各jaで提供する金融商品には違いがあるので、詳細については、自分の近くにあるjaで確認する必要がる為注意しなければなりません。
この点で各jaは別業者と考えたほうが分かりやすいかもしれません。
また各jaはカードローンも提供していて、利用限度額や金利がそれぞれ違っていたりするので、利用を考えている場合には、やはり自分の近くのjaを調べて確認してみるところから始めましょう。
jaは金融機関としての側面を持っていいる
最近は宣伝等もあってjaという名前も浸透してきましたが、まだまだ農協といったほうが良く分かる人の方が多いかもしれません。
農協と言えば、農家の支援組織のように感じるかもしれませんが、そういう支援の為にはお金を融資する必要も有る為、以前から金融機関という側面も持っている組織でした。
現在ではこの金融部門をja bankと呼ぶようになっています。
基本的には組合員となっている農家に貯金をしてもらって、そのお金を必要な農家に貸し付けるという形になります。
ただし、jaの事業はこれだけではなくて農家の生活全般にわたって支援ができるような非常に広範囲になっているので、ホームページ等を見ても融資の情報などは扱いが小さく見落とさないように注意が必要です。
同じjaとはいっても各jaで違いがあるので要注意
もう一つjaを調べるときに注意しなければならないのは、各地域のjaがその地域にあった事業を行っているために、提供される内容がそれぞれ異なっているという点です。
jaは全国を組織するための全国農業協同組合中央会というものが有って、各地域のjaはその傘下の組織という形になっています。
このため特に金融商品などは全国一律で同じ条件で提供されるように考えがちですが、種類も利用条件もそれぞれ違っているので注意しなければなりません。
分かりやすく考えるとすれば各地域のjaはそれぞれ別金融機難と捉えたほうが良いでしょう。
ですから、jaの金融商品を利用する場合には、自分の地域がどのjaの管轄になっているのかを調べて、そのjaの情報で内容を確認することが必要になります。
提供しているカードローンもja毎に確認するべき
ですから、これからjaでカードローンを利用しようと考えていたり、他との比較で調べて見ようという場合には、自分が利用できるjaの情報で調べる事が必要です。
jaの提供しているカードローンは保証会社ごとに分けられており、各jaで提供しているカードローンはJAカードローン(xx型)やxxJAカードローンのように表現されています。
ですからjaによっては保証会社の違うカードローンを複数提供しているような所も有ります。これ等は保証会社が違うために審査の難易度に違いが出て、審査通過を狙う場合に考慮が必要になります。
このためjaのカードローンを調べる場合には、そのjaが提供しているカードローンすべてに目を通して、自分が便利に利用できそうなものを選んで下さい。
jaもホームページを公開していますが、一度見てみるとわかると思いますが、あまり情報量は多くありません。
ですからどうしてもわからない部分がでてくるので、そういった部分は直接問い合わせて確認してください。
またjaによっては相談会のようなものを開催している場合も有るので、そういったものを利用する事も考えてみましょう。
jaさがみの場合500万円までの融資に対応!金利は最高11.6%
そこでjaさがみの場合について調べてみましょう。jaさがみは神奈川県にあるjaで比較的都市部も含めて利用者がいるjaになっていますが、基本はこの地域の農家を相手にしています。
カードローンは500万円までの融資に対応しており、適応金利は9.2~11.6%の範囲で設定されることになります。ただし、誰でも最初から500万円借りられるわけでは無いので注意しましょう。
この金利を他の銀行などと比較してみると、下限は銀行の方が有利な場合も有りますが、上限としてはかなり有利な借り入れができるので、お勧めのカードローンと言えるでしょう。
jaさがみの場合のカードローン
ここでは神奈川県のjaさがみのカードローンを例に説明し、必要に応じて他の地域のものと比較するようにします。
jaさがみはカードローン(ニコス型)を提供しています。つまりこの場合保証会社はニコスが行っているという事になります。このカードローンの仕様を山梨県のja南アルプス市のものと比較して示します。
商品名 | JAカードローン(ニコス型)…(JAさがみ) | 基金協会JAカードローン…(JA南アルプス市)) | (株)ジャックスJAカードローン…(JA南アルプス市) |
---|---|---|---|
融資額 | 10万円以上500万円以内(10万円単位) | 10万円以上50万円以内(10万円単位) | 30万円・50万円・70万円・100万円・200万円・300万円 |
金利(年利) | 9.2~11.6% | 9.3% | 7.0%~9.5% |
返済方式 | 残高スライド方式 | リボルビング方式(1万円固定) | 極度額スライド方式 |
500万円まで9.2~11.6%で融資
表に示した通り、このjaさがみのJAカードローン(ニコス型)の場合利用限度額の上限は500万円で適用になる金利は9.2~11.6%という事になります。
この500万円というのは大手銀行や大手消費者金融が最高800万円ですから、それよりは少額に見えますが、それでも500万円という上限はかなり高額の部類に入ると言えるでしょう。
jaの場合貸金業者ではなく銀行に準ずる金融機関として扱われるので、貸金業法の適用はありません。このため総量規制の適用も有りませんから、融資額はjaの裁量で決める事になります。
もちろん、だからといって誰でも500万円借りられるわけでは無く、審査によって決められますので、最高でも年収の2分の1程度が上限になっているものと考えられます。
つまり500万円まで借りるには少なくとも年収1000万円は必要ということです。農協なら高額利用も何とかなるなどと甘い考えはやめたほうが良いでしょう。
当初は他の金融業者よりもかなり有利に借入れできる
このJAカードローン(ニコス型)の最高金利を他の金融機関のものと比較すると次のようになります。
カードローン | 最高金利 |
---|---|
JAカードローン(ニコス型) | 11.6% |
銀行のカードローン | 14%台 |
大手消費者金融のカードローン | 18% |
表を見れば分かりますが、最高金利を比較すると、JAカードローンではかなりお得な融資の利用が可能なことが分かります。
もちろん利用限度額が高額になれば銀行や大手消費者金融も金利が下ってきますが、利用限度額がある程度少額の範囲内ではJAカードローンがお勧めと言えるでしょう。
自分が将来的にどのように利用するのかよく考えて選ぶと良いでしょう。
相手がjaで地域内ではいろいろと無理を聞いてくれる存在だからと言っても、金融面ではあまり安易に考えてはいけません。
jaなら多少返済能力や信用に問題があっても、そういったことには目を瞑ってくれると考えるのは大間違いです。融資するお金というのは他の人から預かったお金ですから、jaでも安易な融資はできないのです。。
十分注意して利用を考えてください。
仮審査申込はネットから可能!約定返済は自動引落
申込みの手順としては、仮審査の申込みを行い、仮審査に通過した人が、次の正式申込みを行う事ができるという形になっていて、多少時間が必要と考えなければなりません。
借入方法としては、全国のjaのATMの他、提携先金融機関のATMの利用が可能ですから、自分の所のjaの管轄外の地域に行ったとしても、安心して利用する事が可能になっています。
約定返済の方法はja bankの口座から自動引落で行われるので、申込みの前に口座を持っていることが必要になります。農家の場合には既に持っているのが普通ですから、そのまま申込みができるでしょう。
申込みは仮審査申込みの後正式申込みになる
申込方法も各jaで違いがありますが、jaさがみのJAカードローン(ニコス型)の場合、次のような流れで申込むことになります。
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またjaの場合管轄になっている地域内に本所と支所が各地にありますが、支所によっては扱わない場合も有るので、予め調べておく必要があります。
仮申込みはインターネット経由で行う事ができますから、かなり手軽に行うことができます。ただし正式申込みは本所あるいは支所に行く必要があるので注意してください。
借入れは提携のものを含めてATMから
借入れの利用はローンカードによりATMからの引出しで行います。利用できるATMはjaのものの他、提携ATMの利用が可能です。
主な提携ATMには次のようなものがあります。
- 三菱UFJ銀行
- セブン銀行
- E-net
- ローソンATM
- JFマリンバンク
- ゆうちょ銀行
この他MICS提携銀行などの利用も可能です。
ただし、提携先によって曜日や時間帯などで利用手数料が掛かってくることになるので、なるべく利用手数料が掛からないように注意しながら利用するようにしましょう。
約定返済は自動引落で行われる
返済には次の2つの方法が用意されています。
- 約定返済
- 任意返済
約定返済では毎月12日に前月の約定返済日の借入残高に応じて次の金額がJAの貯金口座から自動引落で行われます。
前月の約定返済日の借入残高 | 返済額 |
---|---|
1万円未満 | 前月の約定返済日の借入残高 |
1万円以上50万円以内 | 1万円 |
50万円超100万円以内 | 2万円 |
100万円超150万円以内 | 3万円 |
150万円超200万円以内 | 4万円 |
200万円超250万円以内 | 5万円 |
250万円超300万円以内 | 6万円 |
300万円超350万円以内 | 7万円 |
350万円超400万円以内 | 8万円 |
400万円超450万円以内 | 9万円 |
450万円超500万円以内 | 10万円 |
任意返済は何時でも幾らでも返済できる方法でJAの窓口に行って支払うか、ATMからの入金によって行う事ができます。
本文の返済額の表を見れば分かりますが、約定返済の最低返済額は1万円になっています。
以前は多くのカードローンがこのように最低1万円となっていたのですが、最近では徐々にこの金額が下っており、2千円程度から始まるところも珍しくなくなってきました。
このため返済額としては1万円というのは高額の部類になるので、利用には注意しなければなりません。
農家にはお勧めのカードローン!マイバンク的な利用を考えよう
このjaのカードローンは金利から考えれば誰にでもお勧めと言えますが、やはり日頃からjaとのお付き合いを行っている農家には特におすすめのカードローンという事ができるでしょう。
jaは金融業のほかにも様々な事業を展開していて都市部では感じませんが田舎に行くと大変便利な存在ともいえますから、そういう地域の場合にはマイバンクとして利用する事もお勧めです。
またjaの職員というのは地域の人とのつながりを大切にしており、様々な事を相談することもできるので、高齢者にとっても頼れる存在です。農家の場合にはお付き合いをして損はありません。
jaと言えばやはり農家との繋がりが深くカードローンもお勧め
jaというのは江戸時代までそのルーツを遡る事ができます。当時から農家の支援を目的にしており、日本においては農家とjaは切っても切れない関係になっています。
jaと言うようになったのは1992年からで、その後徐々に農協という言葉や以前のシンボルマークが消えていったのはちょっと残念ですが、現在に至っても農家の支援という目的は変わっていません。
ですから農業を行なっていて、jaの組合員になっているのであれば、カードローンもJAカードローンはお勧めといって良いでしょう。
他の金融業者であれば、審査での信用評価はそう高くはない筈ですが、jaの場合であれば日頃からお付き合いを深く行っている訳ですから、審査での信用評価も高くなるでしょう。
その分審査は正当に評価され、通過しやすくなるかもしれませんし、利用限度額も他よりは若干高めに設定されるかもしれません。
さまざまなローンも揃ってマイバンクとして利用を考えよう
またjaにはこのJAカードローンのほかにも様々なローンが提供されており、他の金融機関のようなローンの提供も行われています。
またそれに加えて農業関係のローンも有るので、農家には最適な金融機関と言えます。
例えばjaさがみが提供しているローンには次のようなものがあります。
- 住宅ローン
- リフォームローン
- マイカーローン
- 教育ローン
- 農機ハウスローン
- 農業制度資金
- フリーローン
- 目的型フリーローン
例えば住宅を買いたいという場合には他の金融機関と同様に住宅ローンが利用できますし、農機具を購入したい場合には農機ハウスローンが利用できます。
まずは担当者に気軽に相談
jaの場合農家が相手ですから、かなり広い地域を1つの支所が担当することになります。このため以前から、利用者や事業ごとの担当者が、訪問してきてくれます。
ですから、高齢者などで支所まで行くのが億劫だという場合、何らかのお金の支払いなどを担当者に頼めば、後は任せられるというような信頼関係が出来上がっています。
このためカードローンを利用する場合には、そういった担当者が訪問してきたときに相談することもできます。そうすればすぐに詳細なパンフレットを持ってきてくれたり。質問にも答えてくれます。
農家の場合は、せっかくそういう担当者がいるのですから利用しない手はありません。そういった相談をしたうえでカードローンやその他のローンの利用を考えるようにしましょう。
jaはここで紹介しているja bankだけではなく様々な事業で農家を支援しています。
例えばjaのスーパーマーケットでは農家が野菜を売る事もできますし、またガソリンスタンドも経営していて灯油やプロパンガスを利用農家に定期的に持ってきてくれたりもします。
更には置き薬なども行っていますから、農家にはある種のライフラインとして利用する事もできます。
ここでjaのカードローンについて纏めておきます。
- jaのカードローンは各jaで違うのでそれぞれ調べる必要がある
- jaさがみの場合カードローンは500万円までの融資に対応している
- 申込みは仮審査申込みと正式申込みに分かれ仮審査申込みはネット経由でも可能
- 農家にとってはjaは大変便利な金融機関でカードローンもお勧めと言える
農家は高齢化が進んでおり時々担当者が訪問してくれるのは大変心強い存在になります。ですから、引退後も考えてお付き合いを深くしておくこともよく考えてみましょう。