キャッシングの利用には手数料が掛かる可能性!場合によって利息以上
金融機関というのはお金を貸して利息を払ってもらって利益を上げますが、最近は金利が低くそれだけでは大きな利益にならない為、様々な時点で手数料を取っています。キャッシングでもこれは変わりません。
キャッシングの手数料というのは提携先のATMを利用する場合の利用手数料や、返済する際の銀行振込の振込手数料等があり、場合によって手数料の方が利息よりも高くなることもあり意外に高額なのです。
こういった手数料というのは利用時に注意すれば、支払う必要の無いお金ですから、予め利用場面を想定して、なるべく手数料が掛からないようなキャッシングを選ぶことが重要でしょう。
キャッシング利用では手数料が掛る事がある!ATMの利用などに注意
金融機関の利益というのは、最も基本になるのが融資したお金の返済時に支払ってもらう利息という事になります。
しかし、最近は金利が低いため利息では利益が上がらず、様々な手数料を設定してこれを利益にしています。
このためキャッシングを利用する場合にも、いくつかの場面で、この手数料を支払う必要が生じる事があり、利用者としては利息以外にも余分な費用が掛かってしまいます。
これ等の手数料には例えば提携金融機関のATMを利用する場合に掛かってくるATMの利用手数料や、返済を銀行振込で行う際に掛かってくることになる、振込手数料等が挙げられます。
金融機関は利息の他手数料で利益を出している
企業は自社で作った製品を売ったり、あるいは何らかのサービスを提供して利益を上げています。企業というのはこのように利益を追求する組織という事ができます。
これはやはり企業である銀行でも基本的には変わる事が無く、やはり利益を追求するために存在しています。
では他の企業と違ってお金自体を扱う銀行はどのように利益を上げているのか不思議に思うでしょう。
これには、様々な方法がありますが、基本としてはお金が必要な人に対して、融資を行い返済してもらうときに利息を受け取る方法で、この利息の中から利益を出している訳です。
ところが最近の金利を見てみると、日銀のゼロ金利政策が続いたために、非常に低金利の時代になって、利息もそう高額にはならず、かなり苦しい経営を強いられています。
そこで銀行では、もう一つの収入減として手数料を支払ってもらっています。この手数料は様々な事に対して設定されていて、利用者は何かにつけて支払っています。
キャッシングの利用でも手数料が掛かってしまう事がある
この手数料というのは銀行の金融商品にはつきものですが、キャッシングでもやはり、同じことでいくつかの手数料が掛かる場面があります。
キャッシングによっても違いますが、キャッシング利用で掛かってくる可能性のある手数料には次のようなものがあります。
- ATMから融資を引き出す場合の利用手数料
- ATMから返済する場合の利用手数料
- 振込で返済する場合の振込手数料
以前は銀行を利用する場合窓口に行っていろいろと行いましたが、現在では多くの部分をATMを利用して自分で行うようになって来ています。
ですから以前であれば確かに手数をかけていたので手数料も納得できたのかもしれません。
しかし現在のように、例えばATMから融資を引き出すにしても、手数がかかっているのは自分の方ですから、その上に手数料が掛かってしまうというのは、考えればおかしな気がします。
理不尽ですが、実際これが銀行を支えるための1つの方法になっている訳です。
提携ATMの利用や返済時の振込み利用などに要注意
もちろんキャッシングを提供している金融機関のATMを利用すれば振込み以外は基本的には無料で利用できます。
ですから時間外の利用に気をつければ手数料は掛からない訳です。
しかしキャッシングの場合、提携している金融業者のものを利用することも有り、その場合多くが手数料が掛かることになります。
また返済には様々な方法が用意されており、何も手数料の掛かる振込みを利用しなくてもよい訳です。
そこで提携ATMの利用回数を減らしたり、返済には振込を利用しないように注意すれば、必要になる手数料は減らすことができる訳ですから、キャッシングを利用する場合には注意してください。
キャッシングというのは利用したい時に利用したい場所で使えるというのが理想です。
しかし、どんなに規模の大きな銀行であっても、日本全国どこでも利用できるという規模のATM網は持っていません。
このため、銀行の多くは他の金融機関と提携して、利用できるATMの数を増やしているのです。
ですから便利に利用してもらうにはどうしても提携ATMが必要なのです。
手数料を馬鹿にしてはいけない!利用方法によっては利息以上になる
手数料というのは1回ごとに掛かってきますがATMの利用手数料であれば110円とか220円ですから、金額的に言えばそう高額には思えないので無視しがちになります。
しかし、この金額を日頃から安いほうが良いと思っている利息と比べてみると、借り方にもよりますが、利息よりも手数料の方が高くなるというような事も有るのです。
こういったことも有るので、幾ら無視できるほど少額だとは言え、手数料というのはあまり馬鹿にならないお金と考えなければならず、できれば掛からないように気を配る事が必要でしょう。
手数料は高いのか安いのか?
ではこの利用手数料は高いのかどうかという話になりますが、現在利用手数料は次のようになっています。
ATMの利用手数料 | 110円あるいは220円(提携先によっては無料の場合も有り) |
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振込手数料 | 220円~880円(他行あて) |
感覚的に言えば500円を超えるような手数料は高いと考えますが、それ未満であれば、あまり高いとは考えない人が多いでしょう。
例えばATMを利用した場合110円であれば、あまり気にせず利用してしまうのではないでしょうか。
利用方法によっては利息よりも高くなってしまう事がある
確かに金額自体はそれほど高くはならない場合が殆どでしょう。しかしそうとは言っていられない事も有ります。
キャッシングを選ぶ場合何に注意するのかと言えば多くの人は金利を挙げるでしょう。これは利息が低いほうが良いという事で低金利のものを選びたいからでしょう。
つまり利息のことはすごく気になる訳です。
そこで今5千円を30日間金利14%で借りる事を考えてみましょう。すると30日後の利息は次のようになります。
つまりこの場合利息よりもATMの利用手数料のほうが高くなってしまう訳です。
しかも返済でもATMを利用するとすると、その時も利用手数料が掛かれば、その差はさらに大きくなってしまいます。
こう考えてくると、幾ら少額の利用手数料とはいっても、なんとなく理不尽さを感じないでしょうか。
手数料を馬鹿にせず掛からないように気を配ろう
このため、こういった手数料と言うのは、比較的少額の借入れの多いキャッシングでは、手数料をあまり馬鹿にせず、真剣に考える事が必要です。
もちろん、利用場所によっては提携ATMを利用しなければならない場面はあるはずで、そういう場合にはどうしようもない面も有ります。
しかし、先をよく見通して、借りる場面が有るかもしれないと考える時には、手数料の掛からないATMがあるところで予め借入れをしておくことはできるはずです。
また返済での振込手数料も、返済で振込みを利用しなければ支払う必要は無いのです。
そういった点についてもよく考えて、できるだけ自分にとってお得に利用する事を心掛けましょう。
本文では利息を気にする場合、多くの人は金利で判断するような話になっていますが、利息は本文でも計算していますが、金利だけではなく借入残高や借入期間にも大きく影響を受けます。
ですから利息を考えるときは金利だけではなく、そういった他の要素にも目を向けて考えて下さい。
予め利用場面を想定して手数料が掛からないキャッシングを選ぼう!
そこで手数料を支払わずに済ませるために、キャッシングを選ぶ場合には、まず自分の利用場面を想定してみましょう。例えば利用する場所なはどこなのか、返済方法は何を使うつもりかなどです。
利用場面の想定ができたら、その想定で手数料が掛からなくするためには、どんなことが必要なのか条件を明確にしましょう。
例えば利用を想定する場所で利用手数料が掛からないATMがあることというような条件です。
条件が挙げられたら、キャッシングを選ぶ際に、その条件を満たすようなものを探せば、余分な費用である手数料を支払わずにキャッシングを利用する事ができるはずです。
キャッシングを選ぶ場合にはまず自分の利用場面を想定してみよう
では手数料を払わずお得にキャッシングを利用するためにはどうすれば良いのでしょうか。
まず行わなければならないのは自分のキャッシングの利用場面を思い浮かべてみる事です。
これを思い浮かべれば、自分が通常どのあたりでキャッシングで融資を引き出すことになるのか、返済をどのように行う事になるのかなどが見えてきます。
場所が分ればそこにはどのようなATMが設置されているのかが分かりますし、ATMで返済する場合もその付近で可能なのかといったことも分かります。
利用場面から手数料が掛からない為の条件を明確にしよう
こういった利用場面が分って利用する場所もイメージ出来たら、その付近のATMからどの金融業者のキャッシングが利用できるかなど、具体的な事を調べる事ができます。
そこで自分が利用したいと考えるキャッシングの条件を絞っていきましょう。
例えばまず挙げておきたい条件がその付近のATMで手数料なしで利用できるという点です。提携ATMであっても手数料が掛からなければOKです。
またATMで返済したいという場合には、やはりその付近のATMで返済できることが望ましいでしょう。提携ATMの場合には借入れはできても返済ができないという場合も有るので要注意です。
また利用時間帯についても考えてみましょう。例えば退社した後だと18時以降になる可能性があるので、それでも手数料が掛からないATMであることと言う条件を付けておきましょう。
条件を満たすキャッシングを選べば有利な利用につながる事になる
幾つか候補が上がったら、その中から、自分が求める他の条件を満たしているかどうかで絞り込んでいけば良いでしょう。
逆に条件を満たすようなキャッシングが見つからなかった場合には、利用する場所を考え直すか、あるいは幾つかの条件には目を瞑って、できるだけ多くの条件を満たすものを選ぶようにしましょう。
本文では、キャッシングを手数料なしでお得に利用する方法を考えていますが、借入れをする以上手数料が無かったとしても利息という元金以外に掛かる費用がある限り損失は生じます。
ですからもっともお得なのは、借りずに済ませる事です。借りなければ利息の支払いも必要ないですし、そもそも返済する必要が無いのです。
この為お金を借りようと考えた場合には、まず考えなければいけないのは借りずに済ませる事ができないかどうかという事です。
手数料以外にも注意すべき点はある!交通費や遅延損害金に要注意
このように利用方法をよく考えておけば手数料を支払わなくて済むわけですが、キャッシングでは利息やこの手数料以外にも掛かってくる費用が出てくることがあります。
例えばATMを利用する際に交通費をかけなければATMに行けないとしたら、その交通費はキャッシングを利用するために必要なお金という事になってしまいます。
また返済が遅れてしまうと、利息とは別に遅延損害金というものを支払う必要が出てきます。これも返済日を注意していれば、支払う必要のないお金です。
このように細かい部分まで検討してお得にキャッシングを利用しましょう。
利息や手数料以外にも掛かってくる費用がある
ここまでの説明で手数料は利息と比べると意外に高額だが、よく検討して利用すれば支払う必要のないお金だということが分かりました。
この利息や手数料というのは完済させるまでに借入元金以外に掛かってくる費用という事が言えます。
そこで考えてみたいのが、キャッシングを利用する場合、こういった元金以外に支払わなければならないお金というのは利息と手数料だけなのかという点です。
そうであれば手数料を排除できれば利息だけにできますが、そうでなければ、他に掛かってくる費用についても手数料と同じように掛からないようにすることができるのか考える必要があります。
そこでキャッシングについて検討してみると実はまだこういった余分な費用が発生する可能性があるのです。
交通費を掛けなければ借入や返済ができないようなキャッシングは駄目
一つ目は交通費です。都市部に住んでいる人には分からないかもしれませんが、田舎に暮らしてみると、何をするにもちょっと足を伸ばさなければならない事ばかりなのです。
ATMを利用するにしても、近くのATMまで交通費をかけて行かなければならないことも有ります。
バスで行く場合も有るでしょうし、自家用車で行く場合も有るでしょう。バスは運賃、自家用車ならガソリン代が必要です。
ですからこういった所で利用する場合の対策としては、何かのついでに出かける必要があるときに合わせて融資を利用する事です。
もう一つはインターネットバンキングで振込依頼をして自分の口座に振り込んでもらって、買い物などはキャッシュレスで利用するようにすればよいでしょう。利用できればですが。
そうすれば、少なくともATMを使いに交通費を掛けて行く必要は無くなります。
返済が遅れると遅延損害金が掛るので注意
もう一つ、誰にでも掛かってくる可能性があるのが遅延損害金です。
遅延損害金というのは返済日に返済が行われなかった時に掛かってくるもので、返済が行われるまでの間、利息と同じように金利が決まっていて、それで計算されてお金を支払う必要が生じます。
この遅延損害金を防ぐためには、返済日までにしっかり返済すれば良い訳ですから、返済するお金を用意する事と、返済日を忘れないという事が必要です。
自分は返済日は絶対に忘れないという人でも、長く返済を続けていけば、必ず1度や2度は返済日を忘れてしまう事があるものです。
ですから返済方法としては自動引落の利用を勧めます。
もし自動引落が使えない場合には、例えば金融業者によっては返済日前にメールで教えてくれるようなサービスを行っているので、そういったものを利用するのも良い方法でしょう。
そういうものを利用できない場合は、自分なりに例えば給料日に関連付けて思い出すような習慣を付けたりという方法を考えてみてください。
返済を自動引落で行う場合、他の方法よりも返済できない可能性は大幅に減りますが、問題としては残高不足という事があります。
特に自動引落で安心していると、残高確認を怠る事もないとは言えず、せっかく自動引落になっていても返済できない可能性があるのです。
ですから、たとえ自動引落にしていたとしても、返済日が迫ってきた場合には引落口座の残高を確認する習慣を付けるようにしましょう。
ここでキャッシングの利用に掛かる手数料について纏めておきます。
- キャッシング利用ではATMの利用時などに手数料が掛る事がある
- 手数料は利用方法によっては利息以上になる
- 予め利用場面を想定して手数料が掛からないキャッシングを選べば良い
- 手数料以外にも交通費や遅延損害金等に注意が必要
手数料というのは気をつけていれば払わなくても済むものですが、便利に利用するためには時には手数料が掛かっても仕方がない場面も有ります。キャッシングはお得さだけでなく便利さも考えて利用しましょう。