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キャッシング契約者本人が死亡したら?相続人が返済することになる!

キャッシングは返済を続けなければなりませんが、中には返済中に利用者が死亡してしまう事があり、家族と情報共有できていなければ督促状が届くまでそういった負債がある事が分からない事もあります。

借入れした本人が死亡してしまった場合、負債は相続人が背負う事になり返済の義務が生じますから、誰がどのように負債を返済していくのか相続人間で話し合う必要があります。

もし、背負う事になる負債が相続人の返済能力を超えているような場合には、相続を放棄することによって返済義務は回避できますが、負債だけ放棄するというようなことはできないので注意してください。

キャッシングの返済中に契約者本人が死亡することも有る!

キャッシングというのは借りたり返したりを繰り返すことで、大変長期に渡って利用する事ができます。このため返済中に利用者が死亡する可能性も他の短期間のローンよりも高くなります。

特にキャッシングの場合、家族に内緒で借りているという場合も多いため、家族と情報が共有できていなければ、死亡当初は家族に返済が有る事が分からないというような場合も無いとは言えません。

こういった場合返済ができなくなって督促状が来るようになって、初めて故人にキャッシングによる負債がある事が発覚して、家族は慌てる事になる訳です。

返済中に契約者本人が死亡することもある!

どんなローンでもそうですが、特にキャッシングの場合、借りたり返したりを繰り返すことができて、利用期間が非常に長くなる為、返済中に利用者にも様々なことが起きると考えなければなりません。

例えば病気になって、返済が難しくなるようなことは、誰にでも考えられることです。

しかし、可能性があるけれども、誰も考えようとしないのが、契約者本人が返済中に死亡してしまうという事態です。

もちろん、そんなことはそうある事ではありませんが、事故や自然災害などを考えれば、絶対にないという事は言えませんし、高齢になってからは、体が脆くなっていますから、可能性は増えてきます。

家族と情報を共有していなければ家族は返済がある事が分からない

もちろん、長期的に闘病しているような場合には、その間に様々なな形で、いろいろなことを引き継ぐことができますが、常にそういう形になるとは限りません。突然死亡してしまう可能性も誰も否定できません。

特に最近では核家族化が進んでいますから、家族でもそう簡単に情報交換ができないような状態の場合も多く、キャッシングを利用しているという事を、家族が知らないという場合も珍しくありません。

またそもそも家族に知られずにお金を借りたいと考えて、故意に隠している場合も多いでしょう。

しかし、急に死亡したような場合には、こういったキャッシングの利用を知らない訳ですから、返済がある事も分からないと言う状態になってしまいます。

家族は督促状が来て初めてキャッシングの返済が有る事を知る

こういった状態になっていると、結局返済しなければならないお金があるということが分かりません。

このため、ATMから入金したり振込んだりの返済はできませんし、預金も閉鎖され、自動引落もできなくなるので金融業者は督促状を送ってきます。

家族はその督促状を見る事で、故人がキャッシングを利用しており、返済中だという事が分って、慌てる事になってしまいます。

このようにどんなに若かったとしても、突然死亡するという可能性は誰も否定できませんから、その後家族が迷惑するという事も、生前に考えておき、どのような対処をすればよいのか検討しておくべきでしょう。

~キャッシングの利用は家族に隠しておくべきではない~
本文でも説明していますが、キャッシングは高額な借入れになることは珍しいので、自由なお金として、家族に内緒にしておきたいという人が多いはずです。

しかし返済中に死亡するというような極端な話ではなくても、様々な理由で返済が難しくなることは無いとは言えません。

そういった場合に助けてくれるのはやはり家族だけですから、キャッシングの利用は最初から家族に相談しておくべきでしょう。

借入れした本人が死亡したら返済は?相続人が行う事になる!

ある人が死亡した場合、その時点の資産は配偶者や子供といった相続人が相続することになります。場合によっては高額の資産が遺産として残され、相続争いのもとになったりするわけです。

相続権があり喜ぶ人もいるでしょうが、喜ぶのはその内容を良く調べてからにした方が良いでしょう。この相続することになる資産には負債も含まれているので、相続したらキャッシングの返済義務も生じます。

ですからもしこういった負の遺産が残されていた場合には、相続人同士でよく話し合って、どのように返済すべきなのか、決めることが必要です。後々なすり合う事にならないようにしてください。

死亡した人の資産は相続人が相続することになる

ではそういった故人の負債は誰が背負う事になるのかという話になりますが、その前に相続について考えなければなりません。

法的に言えば死亡した人のその時点の資産というのは遺産という事になって、配偶者や子供といった相続人が相続することになります。

どのように分配するのかは、また別な話ですから、ここでは詳細には触れません。

高額の遺産があるという場合は、相続争いなどがあるのかもしれませんが、通常は配偶者が半分、残りは子供で割るというのが原則で、あとは相続人間での話し合いという事になるでしょう。

資産には負債も含まれるので返済は相続人が行う事になる

ここで重要なのは資産というのは必ずしもプラスの部分だけではないという事です。

このため、ここで説明しているキャッシングの借入残高の場合、負債というマイナスの資産として、相続の対象になる訳です。

ですから、相続を行う場合には、土地家屋などの不動産や預金などのプラスの面ばかりに目が行きがちですが、高額の負債が有れば、差し引きマイナスになるというようなことも珍しい話ではありません。

したがって、相続を行う場合には、その内容をよく吟味して行わなければなりません。

安易に相続してしまえば、大きな負債を抱えて、自分が借りたわけでもないのに、長期に渡って返済しなければならなくなる事も出て来るので注意が必要です。

相続人同士て誰が背負うかよく話し合おう

ですから、もし相続を考える場合に、複数の相続人がいるのであれば、プラスの資産を分けるだけではなく、負債というマイナスの資産も上手に分ける必要があります。

負債は金融業者という相手がありますから、このあたりを明確にして、自分が返済しなければならないという自覚を持ってもらわないと、結局相続人間でなすり合いになってしまいかねません。

ですから、相続する場合には、どんなに相続することになる資産が少なかったとしても、よく話し合って、例えばキャッシングの借入残高は誰が返済するのか、明確に決めるようにしてください。

~家族間で争うようなことは止めよう~
相続では大きな遺産が有れば、相続争いなどが起こるという事も考えられますが、それほど大きな遺産が無かったとしても、相続の時の話し合いが杜撰で後々家族間で争いになることも有ります。

ですから時間をかけて、誰もが納得できる形になるまで、話し合って、後々家族間で争うようなことが無いようにしましょう。

相続は放棄することもできる!負債が大きい時は放棄を考えよう

ただし、相続するかどうかというのは、死亡した人が決めるわけでは無くて相続人それぞれに決める権利があり、相続人であっても、相続の内容が気に入らなければ、相続を放棄することが可能です。

もし放棄してしまえば、どんなに大きな負債が有っても返済の義務は負いませんから、相続放棄後に金融業者が取り立てに来たとしても、返済する必要はなくなります。

ただし、負債だけを放棄して、不動産や預金などのプラスの資産だけは相続するというようなことはできないので、相続の内容をよく考えて差し引きプラスになるのかマイナスになるのかで判断すべきでしょう。

相続というのは放棄することもできる

このように相続では、プラスの部分だけではなくマイナスの部分も含めて行わなければなりません。

このためマイナスの部分が大きすぎて、相続してしまうと、自分は破産するかもしれないと考えた場合には、相続を放棄することも可能です。

相続というのは、死亡した場合にその人の遺産を引き継ぐ権利が生じるというだけで話であって、実際に引き継ぐかどうかは、相続人に決める権利があります。

ですから自分は生前それほどお付き合いが無く、引き継ぐ理由がないと考えた場合には、たとえ遺産がプラスであっても放棄を選択してすることも可能です。

したがって、プラスとマイナスをよく考えて、マイナスの方が大きいのであれば、相続する意味はありませんから、放棄も視野に入れる必要があるでしょう。

放棄してしまえばどんなに大きな債務も返済の義務はない

では相続を放棄してしまった場合、故人の負債というのはどうなるのかと言えば、他の相続人が背負う事になり、放棄した人には返済義務は生じません。

もし全ての相続人が相続を放棄してしまった場合にはどうなるのかというと、だれも相続しない訳ですから、誰にも返済の義務は生じません。

金融業者としてはそのお金は回収できなくなってしまう訳ですから、相続人がそういった選択をするのは困ったことですが、法的には可能で、そうなった場合には回収できず業者の損失となります。

放棄は負債だけという訳にはいかないので要注意

それなら自分は負債部分だけ相続を放棄したいというような人もいるでしょう。しかし法的にはそういった相続は認められていません。

相続の方法としては次のようになります。

プラスの資産 マイナスの資産 選択の可否
相続 相続 可能
相続 放棄 不可
放棄 相続 不可
放棄 放棄 可能

要するに相続する場合には、負債を含めて相続しなければならず、放棄する場合には、プラスの部分も含めて放棄しなければならない訳です。

~相続放棄後に業者とトラブルになったら?~
本文で説明している通り相続を放棄すれば、金融業者側は損失が生じます。このため業者側とトラブルになる事もないとは言えません。

しかし放棄したのですから支払う必要はなく、トラブルになったら、さっさと警察に相談して取り締まってもらって構いません。

特に高齢になってからの借入れには注意が必要!情報共有をしておこう

若い時には、そう簡単には死亡しませんから、まだ良いとしても、高齢になってからの借入れでは、自分の体を過信しないほうが無難で、あまり考えたくはないでしょうが、死亡したときのことも考えましょう。

キャッシングだけではなくローンを利用する際には、事前に相続人と話し合って、どのような目的でいくら借り、月々いくらの返済をいつまで続けることになるのかというような情報を共有しておきましょう。

もっと言えば高齢になってからのキャッシングの利用などは、できれば止めて、年金その他の収入の範囲内で生活できるようにするべきだと考えるようにしましょう。

高齢になってからの借入は亡くなった時のことを考えておくべき

誰にでも返済中に死亡する可能性というのは有る訳ですが、やはり、特に注意しなければならないのは高齢者です。

高齢者も普通の生活ができている人にとっては、まだまだ若いと自分では考えていている場合が多く、キャッシングを借りる際にも、自分が死亡するというようなことはまず考えないはずです。

しかし、若いつもりでいても、60歳を過ぎたあたりから、徐々に体は脆くなっていくものです。

よく考えてみてください、しばらく前までは55歳で定年だったのです。今は少子高齢化や年金の都合で定年時期は65歳となり、更に延びて行くと言われますが、体が脆くなるのは変わりません。

ですから、60歳を過ぎたら、お金を借りるというような場合には、自分が返済中に亡くなるというようなことも想定して考えておかなければならないのです。

相続人とは事前にに話し合って情報を共有しておくべき

まず必要になるのは、自分が亡くなった時に自分の資産を引き継ぐことになる相続人と話し合いをもって情報を共有しておくという事です。

キャッシングやその他のローンについて言えば、どういった目的でいくら借り、月々いくらの返済をいつまで続けるのかというような情報になります。

出来れば、これはキャッシングによる負債だけではなくて、自分が残すことになる資産全てについて共有しておくべきでしょう。

もちろん生きている限りは資産内容も変わってくるので、こういった情報共有は定期的に行っておくことが必要でしょう。

もし、高額の資産があって、相続争いにならないように資産内容は隠しておきたいというような場合には、多少お金がかかっても、資産目録を作って遺言書と共に弁護士に預かってもらいましょう。

大部分の人はそんなことを気にするほど遺産を残すことは無いでしょうから、後々混乱しないように情報の共有を行ってください。

できれば高齢になってからはキャッシングの利用は止めたほうが良い

高齢になってからも活動的な人はいて、それに伴ってお金が必要になれば、キャッシングも利用したくなるでしょう。

しかし、高齢になってからというのは、死亡しないにしても、病気になる事は若い時よりも多くなりますし、仕事ができなくなれば、年金の中から返済しなければならなくなります。

ですから本音を言えば、高齢になってからは自分の収入の中で、やりたいことをやるというスタンスを取ったほうが良いのです。

このためキャッシング等の借入れは後々相続人に迷惑をかける事の無いように、できるだけ利用は避けたほうが良いでしょう。
~高齢になってからお金を借りたい場合は高齢者向けのローンを利用~
もし、高齢になってからお金を借りたいという場合には、キャッシングではなくて、現在いろいろと宣伝されるようになってきた、リバースモーゲージ等の利用を考えてみましょう。

これなら、返済は利息分だけで済みますし、死亡してからは不動産で支払われるので、相続人が支払う必要も有りません。

ただし担保になっている不動産は相続できなくなるので、やはり相続人には予め了解を取りましょう。

ここでキャッシング契約者本人が死亡した場合について纏めておきます。

  • キャッシング返済中に契約者本人が死亡してしまう事がある
  • 返済中のキャッシングは相続人に返済義務が生じる事になる
  • 相続を放棄すれば返済する義務は無くなる
  • 高齢になってからはできるだけ借入は避け借りる場合は相続人と情報共有をしておくべき

何かの途中で死亡するという事は誰にでも可能性としてはあることです。若いうちはそんなことは考えませんので情報共有も考えないのが普通ですが、やはり自分の負債の情報は分かるようにしておきましょう。

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