セディナカードのキャッシングとは?審査は比較的緩いと言われる!
セディナは現在三井住友ファイナンシャルグループに入っており、同グループ内のクレジットカード提供の中核を担い、クレジットカードの他、各種のローンの提供も行っています。
セディナカードのキャッシングは200万円まで対応しており最高18%の金利で融資の利用が可能です。審査は比較的緩いと言われますが、そうかといってあまり安易に考えてはいけません。
キャッシングの利用はATMからの引出しと振込みによって行われ、返済は1回払いの他、残高スライド方式によって返済することになるリボ払いを利用する事ができるようになっています。
セディナカードとは?三井住友フィナンシャルグループ系のカード
セディナは1950年に丸興として設立され長らく流通系クレジットカードの発行を行っていました。
その後様々な経緯を経て三井住友フィナンシャルグループと提携し、2009年にセディナとなりセディナカードの発行を始めました。
現在セディナはクレジットカードのセディナカードの発行だけではなく、各種のローンの提供も行っており、今後同グループのMBCファイナンシャルサービスとの合併も予定されています。
セディナカードとは?
セディナは1950年に設立された月賦を利用した百貨店経営を行う丸興という名前で設立されたことに始まり、ダイエーの傘下で流通系クレジットカード会社として規模を拡大していきました。
2002年には当時大手消費者金融であった武富士が資本参加してオーエムシーとなり、オーエムシーカードを発行するようになりました。
今でもオーエムシーカードという名前を聞いたことがあるという人は非常に多いはずです。
2007年にはダイエーの経営再建の為に三井住友ファイナンシャルグループに入る事になり、株式は三井住友銀行が買い取りました。
この後同グループ内のオーエムシーカード、セントラルファイナンス、クオークが合併してセディナとなり、以降セディナカードの発行を主軸に事業を展開しています。
セディナは現在は三井住友ファイナンシャルグループに入っている
説明したようにセディナは現在三井住友ファイナンシャルグループ(SMFG)に入っていて、同グループのクレジットカード事業で中心的な役割を担っています。
2014年には同グループのさくらカードと提携し、2016年には合併することになり、両社のクレジットカード事業は統合されました。
更に2021年にはやはり同グループ内のSMBCファイナンシャルサービスとの合併を予定しており、同グループの事業再編が進んでいます。
ですから、今後もセディナをブランド名にしたクレジットカードは増えていくものと考えられます。
クレジットカードの提供の他各種ローンの提供も行っている
このようにクレジットカード事業はSMFG内で拡大を続けていて、セディナと言えばもはやセディナカードというイメージが出来上がっていますが、セディナの事業はこれだけではありません。
そもそもクレジットカードというのは主に信販会社が発行するもので、信販会社というのは、クレジットカードだけではなく各種のローンも提供しているものです。
ですからセディナの場合もクレジットカードの他、次のようなローンを提供する事業も行っています。
- フリーローン
- 教育ローン
- マイカーローン
- 総合目的ローン
さらに加盟店と提携して提供しているものとして次のようなものがあります。
- 学費ローン
- リビングローン
- オートローン
- 運転免許クレジット
クレジットカードは海外に行って利用する事も多いので、これからクレジットカードを選ぼうという場合には、提携する国際カードにも注意しましょう。
国内で利用する場合も提携店などに違いがあるので、自分の利用する場面をよく考えて便利なものを選んで下さい。
セディナカードのキャッシングとは?審査は比較的緩いと言われる
セディナカードも他のクレジットカードと同様ショッピング機能の他キャッシング機能も持っており、200万円までの融資に対応し、利用者への利用限度額は審査で決められることになっています。
申込当初に設定されるキャッシング枠としては概ね20万円程度と言われており、適用になる金利は大手消費者金融のカードローンの最高金利と同じ18.0%ということになっています。
セディナカードの審査は比較的緩いと言われていますが、それでもキャッシングの審査ではやはり返済能力もそれなりに要求されることになるので、あまり安易に考えるのは禁物です。
セディナカードのキャッシングとは?
セディナカードに限らず現在のクレジットカードにはショッピング枠だけではなくキャッシング枠が付けられ、カードローン感覚で融資を引き出すことが可能です。
セディナカードのキャッシング機能は次のような仕様になっています。
商品名 | セディナカード |
---|---|
融資額 | 1万円~200万円 |
金利(年利) | 15.0%(利用金額が100万円以上)、18.0%(利用金額が100万円未満) |
返済方式 | 残高スライド方式 |
キャッシングは200万円まで最高18%で利用できる
表に示した通りセディナカードのキャッシングは200万円まで、最高18.0%の金利で利用できるようになっています。
ただし、誰もが最初から200万円まで融資の利用ができるという訳ではなくて、審査での信用評価によって適用になる利用限度額が決定されて、それに合わせて金利が決められます。
信用の評価は審査次第ですが、多くの場合には利用限度額は会社員の場合で当初は20万円程度、パートやアルバイトという事になると10万円程度になると考えて下さい。
したがって適用になる金利は18.0%となり、大手消費者金融のカードローンと同程度となります。
ただし、セディナの場合もキャッシングでは貸金業ということになるので、貸金業法が適用になり、総量規制が行われることになるので、他で融資を利用していた場合には、その分利用枠は小さくなります。
セディナの審査は比較的緩いと言われている
では、実際セディナの審査というのは厳しいのか緩いのかという点が心配になってくるはずです。
クレジットカードというのはショッピング枠とキャッシング枠の2つの利用枠があり、審査もこれに合わせて2つに分けて行われます。
多くの場合にはショッピング枠の審査は比較的緩いけれどもキャッシング枠はちょっと厳しいと言われています。
セディナカードでも同様のことが言われますが、キャッシングだけを比べた場合には、他と比較してちょっと緩めという事になっています。
ただし審査というのは申込者の置かれた状況で、判断が大きく違うことも有るので、一般的に緩いと言われていたとしても、あまり安易に考えるべきではないので注意してください。
本文で説明しているようにクレジットカードの審査ではショッピング枠は緩めで、キャッシング枠は厳しめになります。
このためショッピング枠の審査には通過したがキャッシング枠の審査では否決になったと言う場合も出てきます。
この場合にはクレジットカードは発行されますが、キャッシング枠は付かないので注意が必要です。
キャッシングの利用方法とは?!返済は1回払いとリボ払いがある
セディナカードのキャッシングの利用方法はカードローンなどと同様にATMから引き出す方法と振込依頼による指定口座への振込みによって行う事になります。
返済は1回払いが基本になりますが、リボ払いでの利用も可能になっているので、注意は必要ですが、適正に利用していれば返済ができなくなるようなことは防ぐことができるはずです。
返済方式は残高スライド方式が採用されており、借入残高に応じて月々の返済額も増えていく事になります。
キャッシングの借入れはATMからの引出しと振込み
セディナカードのキャッシングの借入れは、他のカードキャッシングなどと同様に次の2つの方法が利用できます。
- ATMからの融資の引出し
- 振込依頼による指定口座への融資の振込み
利用できるATMは全国の提携金融機関で利用が可能ですが、利用できないところも有るので、予め確認しておくようにしましょう。
返済は1回払いとリボ払いが利用できる
クレジットカードの支払というのは、基本としては1回払いですが、最近では分割払いも用意されているのが普通で、セディナカードの返済でも次の2つの方法が利用できます。
- 1回払い
- リボ払い
返済方法は当初1回払いで行うということにしていても、利用日から翌月7日までであればリボ払いに変更することが可能で、高額の利用をした場合にも安心して対処が行えます。
変更はアンサーセンターへの電話で行う事になるので、WEB上などで電話番号を確認しておきましょう。
返済方式は残高スライド方式で短期長期の2つから選べる
リボ払いで具体的にどのように返済していくかは、返済方式によって決まりますが、セディナカードのキャッシングの返済方式は残高スライド方式になっています。
セディナの場合の残高スライド方式は、ちょっと珍しく次のように短期長期の2つ用意されています。
利用残高 | 短期コースの月々の返済額 | 長期コースの月々の返済額 |
---|---|---|
5万円以内 | 5000円 | 3000円 |
5万円超10万円以内 | 1万円 | 3000円 |
10万円超20万円以内 | 1万円 | 6000円 |
20万円超30万円以内 | 1万5000円 | 9000円 |
30万円超40万円以内 | 2万円 | 1万2000円 |
40万円超50万円以内 | 2万5000円 | 1万5000円 |
50万円超60万円以内 | 3万円 | 1万8000円 |
60万円超70万円以内 | 3万5000円 | 2万1000円 |
70万円超80万円以内 | 4万円 | 2万4000円 |
80万円超90万円以内 | 4万5000円 | 2万7000円 |
90万円超200万円以内 | 5万円 | +3000円(10万円ごと) |
ただし、通常は短期コースとなっており、長期コースにするにはセディナに連絡して認めてもらう必要があるので注意してください。
キャッシングというのは少額の借入れであっても、返済方式によっては月々の返済額が高額になってしまう可能性があります。
このため、どんなキャッシングを申込む場合も事前に自分の利用方法に合わせて、採用されている返済方式で月々の返済額が幾らになるのか確認しておくようにしましょう。
セディナカード利用上の注意!リボ払いの返済額は高額になる可能性
このように便利に利用できるセディナカードですか、当然注意が必要な点も有ります。
まずATMを利用するのは利用手数料がかかる事が挙げられます。利用方法によっては利息以上に掛かる事になるので、注意しなければなりません。
次にリボ払いの返済額は説明したように残高スライド方式が採用されているので、借入残高が増えてくると、月々の返済額も高額化してしまい、返済に行き詰ってしまう可能性があり注意が必要です。
もう一つは金利で、当初は大手消費者金融のカードローンと同程度の設定ですが、カードローンは信用次第で徐々に下りますますが、クレジットカードは簡単には下がりません。
ATMの利用は利用手数料がかかる事になる
どんなキャッシングでも、それぞれ利用環境が違いますから、注意しなければならない点も自分の利用方法に合わせて、確認しておくことが必要です。
セディナカードの場合もやはり注意しなければならない点があり、まず挙げられるのがATMの利用手数料があります。
カードローンの場合は金融業者の自前のATMや提携関係によっては利用手数料が掛からない場合も有りますが、クレジットカードの場合には多くが利用手数料が掛かってしまいます。
セディナカードの場合も、やはりATMを利用する場合には、手数料がかかる事になるので、できるだけお得な利用を考えるのであれば、利用手数料についても注意しなければなりません。
リボ払いの返済額は高額になる可能性
またセディナのリボ払いは、銀行や大手消費者金融のカードローンと同じように返済方式が残高スライド方式になっていますが、短期コースの場合最低でも月々5000円の返済になります。
さらに利用残高が5万円を超えてしまうと返済は月々1万円になってしまいます。
最近のカードローンを考えた場合返済しやすいように少額の利用の場合には月々2000円程度からとなっているものも有ります。
もし高額の利用をする場合には、返済を長期コースにしておいた方が無難かもしれません。
金利が高いので利用方法によってはキャッシングの利用は勧められない
もう一つクレジットカード全般に言える事ですが、キャッシングは金利に注意が必要です。
セディナカードの金利は100万円以内の利用では18.0%ですから、大手消費者金融のカードローンと同程度に見えますが、大手消費者金融の場合には利用限度額の増額に伴って金利は下がります。
しかし、セディナカードの場合には100万円を超えるまでは18.0%は変わりませんし、100万円を超えても15.0%が続きます。
また銀行のカードローンなどと比べれば、かなり不利な利用になってしまいます。
本文で説明しているようにクレジットカードのキャッシングは利用方法によっては割高になります。
ですから、キャッシングも頻繁に利用するつもりという場合には、クレジットカードとは別にカードローンを契約しておくべきでしょう。
ここでセディナカードのキャッシングについて纏めておきます。
- セディナカードは三井住友ファイナンシャルグループのクレジットカード
- セディナカードのキャッシングは200万円まで最高18.0%の金利で提供されている
- 融資の利用はATMか振込で返済は1回払いかリボ払いが利用できる
- 利用額によっては返済額が高額化するので注意が必要
キャッシングは利用したら利息を支払わなければなりません。ですから最もお得なのは利用しないという事です。ですから借りようと思った時は借りずに済ませる方法を考える習慣を付けるようにしましょう。