カードキャッシングの借入方法とは？ＡＴＭからの利用だけではない！
カードキャッシングの借入方法は基本としてはカードを利用してＡＴＭから融資を引き出す形で行ないますが、現在ではもう一つ、金融業者に対して振込依頼をして指定口座に振込んでもらうことも可能です。
このように借入れが簡単にできる場合、注意しなければならないのが借り過ぎになりやすいということで、借入れする場合には、必ず事前に返済できるかどうかの可能性を確認しておくことが必要です。
また最近ではカードローンと言いながらカードが発行されない場合も有ります。特に申込みにＷＥＢ完結と言っているものの場合、利用もＷＥＢからだけと言うことが有るので十分注意が必要です。
カードキャッシングの利用方法は通常２種類！振込依頼も便利
カードキャッシングはそもそもがカードを利用することが前提のキャッシングですから、ローンカードを利用してＡＴＭから融資を引き出すというのが基本的な借入方法と言えるでしょう。
しかし、最近ではカードローンでもインターネット利用を無視できなくなって、インターネット経由や電話経由で指定した普通預金口座に直接振込んでもらう、振込みによる融資方法も提供されています。
ただし、この振込みによる融資は、カードが届くまでだったり、その銀行に普通預金口座が無ければ利用できなかったり、利用方法がそれぞれ違っているので、申込みの前に確認しておきましょう。
カードキャッシングはＡＴＭからの引出しが基本
カードキャッシングというのはそれまで窓口しか利用できなかったキャッシングを店舗以外の場所に設置されたＡＴＭからでも融資を引き出せるようにしたものです。
ですから融資の利用方法と言えば、ローンカードを用いてＡＴＭから融資の引出しを行うというのが、基本的な利用方法と言えるでしょう。
そもそも名前にカードをつけた理由からもそれが分るはずです。
最近では金融業者間の提携関係も非常に進んでいて、たとえ地方銀行のカードローンであっても日本全国で利用できるＡＴＭを見つける事ができますから、利用方法としてはこれだけでも十分という気もします。
最近は振込依頼による口座への融資の振込も利用できて便利
しかし、最近ではカードローンと言ってもカードを利用せずに融資が利用できるようになっているのが普通です。
それはネット経由や電話で振込依頼を行って、融資を直接自分の普通預金口座に振込んでもらう方法です。
つまり現在では、カードローンには次の２つの利用方法があるという事になります。
- ローンカードを用いて融資をＡＴＭから引き出す
- 振込依頼をして融資を直接自分の普通預金口座に振り込んでもらう
後者の場合はもはやカードローンとは言えませんが、ＡＴＭまで行かなくてもよいので、ネット上で取引などを行う場合には、振込依頼の方が便利でしょう。
カードキャッシングごとに違いがあるので事前に確認しておこう
ただし、この借入方法は大きく分けてこの２つになってはいますが、それぞれのカードキャッシングが細かい部分で違いがあるので、注意してください。
ＡＴＭを利用する場合には、操作画面に違いがある程度ですが、振込依頼の方はかなりの違いがあるので、利用を考えている場合には、それぞれ利用方法を予め確認しておきましょう。
例えば、カードローンの中には振込依頼はローンカードが届くまでしか利用できないものがありますし、銀行の場合、自分の所に普通預金口座が無ければ利用できないのが普通です。
カードを使った融資と言えば、今では銀行のカードローンを思い浮かべますが、もともとは消費者金融が始めたカードキャッシングが基になっており、銀行もこれを基にしてカードローンを提供しています。
借入前に返済のことも考えておこう！無謀な借入れは自分の首を絞める
キャッシングを利用する場合、何らかの理由でお金が必要な時ですから、借入時にはどうしても借入れの事しか考えないようになってしまいがちです。これがついつい借り過ぎに繋がってしまう原因にもなります。
このため、借入れを考える場合には、どんなに必要であっても、返済していけるのかどうか、その可能性を確認してみる事が必要で、具体的には自分の返済能力で返済できるかを調べなければなりません。
もし、どうしても必要だからという事で、多少無理であっても借りてしまえば何とかなると考えて借入れしてしまうと、場合によっては返済ができなくなって自分の首を絞める事に繋がります。
簡単な借入方法は借り過ぎを生む
キャッシングを利用する場合、何らかのお金が必要な理由があって、借りる訳ですから、その時点ではとにかく借りる事を考えその後のことはあまり考えないものです。
特にキャッシングのように比較的小口の利用の場合には、借入後のことなど殆ど考える事が無いでしょう。
しかしキャッシングを利用したら、その後はその借り入れしたお金は返済していかなければならなくなります。
つまりキャッシングというのは借入れだけを考えるのではなく返済も一緒に考えなければならないものなのです。
しかし説明したようにあまり返済のことまでは考えませんから、借入方法が簡単という事も有ってついつい借り過ぎてしまうことになります。
借入れする場合には必ず事前に返済の可能性を確認しておこう
ですから、少しでも借入れを抑制するためにも、借入れを考えた時には、まずは返済の可能性を確認してみましょう。
返済の可能性は、自分の返済能力よりも返済額が少額になっているかどうかで確認することができます。
そのためにはまず自分の返済能力を計算することが必要ですが、それは次のようにすれば計算できます。
まず１年程度遡って月々の収入額と支出額を調べて、次の数式で月々の収支額を計算してみましょう。
そこで、この月々の収支額の中で最少になるときの金額を自分の返済能力と考えておけばよいでしょう。
借入れする場合には、月々の返済額がこの返済能力以上であれば、返済が可能と考える事ができます。
無理な借入を続けると返済できなくなり自分の首を絞めることになる
もし、そういったことを考慮せずに借入れを続けてしまった場合、返済額がこの返済能力を上回ってしまう可能性が出てきます。
そうなってしまうと、当初は生活費などを削って返済していたとしても、そのうちに行き詰ってしまって、返済が難しくなる可能性も大きくなります。
つまり安易な借り入れが積み重なれば自分の首を絞める事にも繋がってしまうのです。
そうならない為にも、安易な借入れに繋がらないように、借りる際には必ず返済の可能性を確認してから行うようにしてください。
もし返済できなくなった場合には、まずは金融業者に連絡を取って一時的に返済額を減額して貰うといった方法がありますが、以降も返済が難しいという場合には、債務整理が必要でしょう。
債務整理では債務を減額して貰ったり、金利を見直してもらって返済できる方法を考える事になりますが、最悪の場合には自己破産して債務を帳消しにしてもらう事もできます。
ただし債務整理をすれば信用は失墜し、長期に渡ってブラックという事になるので注意しなければなりません。
カードローンの中にはカードが無いものも有る？ＷＥＢ完結に要注意！
説明したようにカードローンと言うのはカードを利用するからこそ、カードローンと言う訳ですが、最近ではローンカードを発行しないカードローンも存在します。
この場合利用はネット経由や電話で振込依頼して融資を利用するだけになります。
とくにＷＥＢ上だけで申し込みがすべて完結するＷＥＢ完結という申込方法には注意が必要で、場合によっては融資の利用もＷＥＢ上だけという場合もあります。
ですからカードキャッシングを選ぶ場合には、自分が希望する利用方法に合った借入方法が提供されているのかどうか、予め確認しておくようにしてください。
最近のカードローンはカードが無い場合も有る
カードキャッシングの中でも利用者が多いのが銀行や大手消費者金融のカードローンです。
これらは最初に説明したように普通はＡＴＭを利用して融資を引き出しますが、最近ではそれができない場合も有ります。
つまりカードローンという括りではありますが、ローンカードを発行しないものがあるのです。
つまり、こういったカードローンはもう一つの借入方法である振込みによる融資にしか対応していないという事になる訳です。
このため例えばローンカードがあると安易に借入れしてしまうので、あえてそういったローンカードが無いカードローンを選ぶ事もできるわけです。
ですから、自分の利用方法をよく考えたうえで、必要が無ければローンカードの無いカードローンを選ぶ事も考えましょう。
また自分はＡＴＭからの利用しか考えていないという人の場合には、ローンカードが発行されないようなカードローンを選ぶようなことが無いようにしなければなりません。
ＷＥＢ完結での申込みではカード無ししか選べないものも有る
最近のカードローンの中には申込みから契約まですべてＷＥＢ上で行う事ができるような申込方法であるＷＥＢ完結と呼ばれる方法を提供しているものがあります。
注意しなければならないのは、このＷＥＢ完結の場合、借入れもＷＥＢ上からの振込依頼だけになっている場合があることです。要するに借入れもＷＥＢ完結という訳です。
最初からそのつもりであれば良いのですが、ＷＥＢ完結は契約までと考え、当然ローンカードが発行されると思っていたのに、実際にはＡＴＭでの利用はできなかったというようなことも無いとは言えないのです。
ですからＷＥＢ完結で簡単に申し込むことを考えている場合には、注意して下さい。
自分の希望する利用方法に合わせて申込方法も確認しよう
このように、申込方法によっては利用開始後の借入方法などが違ってくることも有る訳です。
最近ではホームページ上で確認して、申込みを行う人が多いでしょう。
しかし、ホームページの情報が少ない場合もあるので、申込みを考えているカードローンについて分からない部分が有れば必ず業者に確認するようにしましょう。
申込時に行われる審査では、業者から直接勤務先に電話をして実際に申込者が在席しているかを確認する在席確認が行われます。
この在席確認が嫌でキャッシングを申込めない人もいますが、最近になってＷＥＢ完結で申込む場合、この在席確認が無いことがあります。
しかし本文で説明しているようにＷＥＢ完結ではＷＥＢ上からの振込依頼でなければ融資が利用できない場合があることを忘れてはいけません。
ですから、ＷＥＢ完結を選ぶ場合幾ら在席確認が無いからと言って安易に申込んでしまわないように注意して下さい。
銀行カードローンのもう一つの借入方法とは？普通預金口座が前提
多くのカードキャッシングの借入方法は説明した２種類しかありませんが、一部の銀行のカードローンには、これらに加えて自動融資という借入方法が提供されています。
この自動融資は、何らかの引落が行われる際に残高不足になっていた場合、カードローンの融資として不足分が融資されるもので、利用の為にはその銀行に普通預金口座を持っているのが前提になります。
ただし、殆どの場合、この自動融資はカードローンを契約しただけでは利用できず、別途自動融資の申込みを行う事が必要になっています。利用を考えている場合には、確認しておくようにしましょう。
銀行のカードローンにはもう一つ自動融資という融資がある場合がある
先程カードローンの融資にはＡＴＭからの引出しと振込依頼による普通預金口座への振込みの２つの方法があると説明しました。
しかし銀行のカードローンの場合には、もう一つ自動融資という方法が用意されています。
この方法は自分の普通預金口座から、何らかの支払いなどで引き落とされるお金が、残高不足になった場合に、不足分を自動的にカードローンで融資する方法です。
残高が少なくて引き落としをいつも心配しているという人には大変便利な融資という事ができるでしょう。
自動融資を利用するにはその銀行に普通預金口座を持っている事が前提
ただし、この自動融資というのは銀行のカードローンならどれでも利用できるというものではありません。
そもそもそういった融資を行っていないものもたくさんありますし、行っていたとしても、その銀行に普通預金口座を持っていなければ利用できません。
最近の銀行のカードローンではその銀行に普通預金口座を持っていなくても利用できるものがたくさんあります。
そういったカードローンの中にも自動融資に対応したものがありますが、普通預金口座が無い場合には利用できないわけです。
通常は自動融資を利用するには別途申込みが必要になる
また、その銀行に普通預金口座を持っていて自動融資があるカードローンを申込んでもそれだけでは、自動融資は利用できないのが普通ですから注意して下さい。
自動融資を利用するには、それについての利用申込みを行う必要がるのが普通なので、利用する場合には、カードローンの契約と同時にそちらの申込みも行っておきましょう。
もちろん自動融資で融資されるお金も、借入れですから、借入残高に組み込まれることになります。
これは場合によっては月々の返済額にも影響が出る可能性があるので、自動融資が行われた際には返済の可能性を評価しておきましょう。
銀行がカードローンを始めた際には、その銀行に普通預金口座を持っていることが前提になっているのが普通でした。
しかしそれが利用者を増やす足かせにもなっていることになるので、最近ではその銀行に普通預金口座を持っていなくても利用できるものが増えてきています。
ただし、銀行としては普通預金口座を作ってもらって、いずれは定期預金もしてほしいと考えていますから、普通預金口座があったほうが便利になっているのが普通です。
ですからカードローンを申込む場合には、いっそのこと普通預金口座も作るか、それともそういった便利さは追究しないのかよく考えてみてください。
ここでカードキャッシングの借入方法について纏めておきます。
- カードキャッシングの借入方法は通常ＡＴＭからと振込みの２種類が用意されている
- 借入れは借りる事だけではなく返済のことも考えて行うべき
- カードローンにはローンカードが無いものもあり申込時に注意すべき
- 銀行のカードローンにはもう一つ自動融資という融資方法が用意されているものがある
カードローンは非常に簡単に借り入れが可能ですから、借り過ぎないように、利用しようと考えた場合には、まずは借りずに済ませる事を考えてみてください。案外必要の無い借入れのことがあるものです。
