キャッシングの審査期間とは?即日審査が終了するとは限らない!
キャッシングの審査では審査基準全件が確認されますが、審査期間はスコアリングシステムの進歩で自動化が進み、殆どの確認が瞬時に行われるようになったために大変短縮されています。
現在では銀行のカードローンは翌営業日まで掛かりますが、消費者金融の場合には、即日審査が終わる事も珍しくなく、申込時間によっては即日融資が利用できる可能性も十分あります。
ただし、確認ができない審査項目が残る場合には、審査が即日終るとは限らない為、期間が長引く可能性が有り、即日融資を希望する場合には、注意し必要があれば業者に問い合わせを行う事も考えましょう。
キャッシングの審査期間は技術進歩で徐々に短くなってきている!
キャッシングもローンの一種である以上、申込んだだけでは駄目で、その後行われる審査に通過できなければ利用できません。
審査を行うにはそれなりの期間が必要ですが、この期間が技術進歩で徐々に短くなってきています。
審査では各キャッシング毎に審査基準があり、この基準全てについて確認や評価が行われる事になります。
この審査基準は非常に詳細な項目があり、そう簡単には確認できませんが、最近はスコアリングシステムというもので多くの部分が自動化されてきており、現在では即日審査が終了するのも珍しくありません。
審査は特に期間は決まっていないが技術進歩で徐々に短くなっている
キャッシングなどのローンはお金が必要な時には大変有用なものですが、利用者が借りたいと言っても貸してもらえない時も有ります。
これは金融業者側も商売でお金を貸している訳ですから、返済が見込めなければ、お金を貸すことはできないためです。利息どころか元金まで返ってこなければ、金融業者側は大赤字になってしまういます。
そこで金融業者はローンを申込んできた人に対して審査を行い、この審査に通過した人にしか融資は行いません。
以前はどんなに短くても数日はかかるのが普通で、融資までには1週間程度の期間が必要でした。
しかし技術進歩は審査の場面でも行われており、徐々に審査期間は短くなって来ています。
審査は審査基準がありこの項目すべてがチェックされる
審査はどのように行われるのかというと、キャッシングを含めたローン毎に審査基準というものが決まっており、この審査基準に沿って確認や評価が行われることになります。
もちろん項目数はローンごとに違いますが、最も簡単なキャッシングの審査であっても人間が行うにはかなりの量が有る為、それなりの期間はどうしても必要になります。
また金融業者は利益が掛かっていますから、審査で手を抜くようなことは無く、何か問題が出ればそこで終わりますが、問題が無ければ全ての項目の確認や評価が終わるまで審査期間は続くことになります。
最近はスコアリングシステムでほとんど自動化されている
そこで現在ではスコアリングシステムというものが開発されていて、申込者の状況から審査基準の項目を自動的に点数化できるようになっています。
金融業者はこれを利用して、点数が一定以上にならなければ審査を否決にし、一定以上になった人に対して、人間による確認を行います。
このスコアリングシステムが徐々に進歩していて、現在では殆どの部分を自動化できるようになっているので、審査期間は非常に短縮されてきており、最短10分で終ると言っているところも有ります。
本文では審査は審査基準で行われると言っていますが、審査基準というのは一般には公開されず、審査の詳しい内容は分かりません。
ただし概ね何について行われるのかは分かっており、次のようなことが行われています。
- 申込者が本人である確認
- 申込者の返済能力の評価
- 申込者の信用の評価
これ等が様々な方向から審査されるという事です。そして、もしこれ等のうちどれかに問題があれば、審査の通過はできません。
即日審査が終了するとは限らない!銀行は通常翌営業日までかかる
このように技術的には即日審査を終わらせて、即日融資を行う事も可能になって来ていますから、あとは金融機関の考え方次第で実際に即じちゅ融資を行うことになります。
銀行の場合には、近年審査を厳しくしている為、現在即日では審査が終了せず、翌営業日までかけて審査を行う事になっています。
これに対して大手消費者金融は、銀行に対抗するという意味も有って、この技術的進歩を使って、審査期間を1日未満にし、申込時間によっては即日融資を実現しています。
ただし、金融業者は審査が終わらなければ融資は行いませんから、この即日融資については必ず利用できるという言い方はしておらず、即日融資が保証されているわけではありません。
銀行の場合には最短でも翌営業日までかかる事になっている
説明したように審査技術は非常に進歩しており、審査期間は短時間で済むようになっているので、金融業者はやろうと思えば、即日融資にも応じられるようになっています。
ただし、実際に即日融資を行うかどうかは金融業者の考え方次第です。
銀行の場合で言えば、銀行でも2017年以前は実際に即日融資を行っていたところがあり、コマーシャルでもそれを宣伝文句にしている場合もありました。
しかし、そういった簡単な審査で融資した結果が多重債務者を生んでいるという批判を受けて、2017年からは審査をさらに厳しくして、時間がかかるようになってしまいました。
現在では銀行のカードローンの場合、審査期間は短くても翌営業日までかかる事になっています。
このため銀行のカードローンでは、即日融資を利用する事はできません。
大手消費者金融の場合には即日融資が利用できる可能性がある
しかし、大手消費者金融の場合は違い、そういった批判があったわけではありませんから、現在でも審査期間は、審査に問題が無く申込時間さえ早めであれば、即日審査は終わり即日融資が利用できます。
大手消費者金融の場合、銀行がカードローンを引っ提げてキャッシングに進出してきたことによって、利用者が銀行側に流れる事になってしまい、利用者確保に四苦八苦していました。
このため銀行が即日融資ができなくなったことで、そこをついて、即日融資を売りにして利用者確保に動いたという面も否定できません。
現在では審査に10分、融資までに30分などと言っている消費者金融もあります。
即日融資の希望があっても即日審査が終了する保証はない
ただし、注意しなければならないのは、大手消費者金融であっても、必ず即日融資が利用できるわけでは無いという事です。
これは審査に問題がる場合も有りますが、審査に問題が無かったとしても、やはり即日融資が難しい場合もあるのです。
キャッシングの利用は申込みから、審査、契約と進んでいきますから、審査だけという訳ではありません。
ですから申込時間が遅ければ、審査まで終わったとしても契約は翌営業日になってしまったりする可能性はあります。
実際ネット経由で申し込みを行った場合、通常午前中に申込みが終わっていなければ、即日融資は難しい場合が多いようです。
要するに大手消費者金融であっても即日融資が必ずできると保証しているわけでは無いのです。
本文で説明しているように、大手消費者金融を利用すれば即日融資の利用も可能です。
しかし、即日利用ができる業者というのは銀行まで含めて考えれば限られた業者でしかなく、選択肢は少なくなってしまい、選びたいものが選べなくなります。
ですからまず重要なことは即日融資が必要になるような状況にならない事です。
審査期間は長引く可能性も有る!即日融資を希望する場合は要注意
即日融資が利用できないという事は、要するに審査期間が長引いているという事です。金融業者は審査に問題や未確認項目が有ればその確認が済むまで審査を終わらせませんから長引くことも有るのです。
もし即日融資を希望しているのに、なかなか審査結果の連絡が無いというような場合、何らかの情報が不足して審査期間が延びている可能性があるので金融業者に問い合わせて必要な対処を行いましょう。
業者によっては即日融資を利用したい場合には、予め連絡することになっている場合も有りますし、そうでなくても申込時に即日融資を希望している旨伝える事で早めの対応をしてくれる可能性もあります。
審査項目で確認できない事が有れば審査期間は長引く
時間的な問題ではなくて、即日融資が利用できないという時は、要するに審査で何らかの問題があって、長引いているという事になります。
審査では大きな問題があって、その人には融資できないという事であれば、その時点で終ってしまいますから、長引いているという事は、何か確認や評価ができていない項目が有るという事です。
金融機関はお金を貸さなければ、利益に繋がらないので、出来れば貸したいが、だからと言って審査の確認が全て終わっていない状態では融資できませんから、その項目について確認を行おうとします。
このため、たとえば、申込情報の記載があいまいで、スコアリングシステムが評価できなかった場合、人間の介在が必要になって、その分評価が遅れる事になり、審査は長引くことになります。
即日融資を希望しているのに審査が終わらない場合には確認すべき
しかし、利用者の中には、即日融資を当てにして申込みを行っている人も多数いますから、本来ならすぐに審査結果の連絡があるはずなのに、なかなか連絡が来なくてイライラしてしまう場合も有ります。
そういった場合には、早めに金融業者に電話連絡を入れて、審査の進捗状況を確認してみましょう。
そうすれば状況にもよりますが、追加の情報を提出することによって、審査を終わらせることが可能になるかもしれません。
例えば、通常なら収入証明書類の提出が必要なかったとしても、職業柄収入が安定していないと判断された場合、金融業者は審査の判断に迷います。
そこで、例えば直近の何か月分かの給与明細が提示できれば、審査は進捗するはずです。
そういったことを聞いてすぐに対処できれば即日融資につながる可能性も有る訳です。
予め金融業者に相談したほうが良い場合も有る
この例は審査が既に進んでいる場合ですが、人によっては、申込みに際して、予め金融業者側に相談しておいた方が良い場合も有ります。
例えば水商売などの場合、通常なら審査通過はまず無理ですが、予め相談して、どういった情報を提示すれば通過の可能性があるのかを聞いてみましょう。
そういった場合、自分の収入証明の他、勤め先の経営状況の情報が有って、どちらも安定していることが示せれば、融資に応じてくれる可能性があります。
ですから、もし自分は審査に時間がかかりそうだと思った時には、予め相談して、必要な書類などを最初から提出できるようにしましょう。
最近では、キャッシングの申込みはネット経由を利用する人が多く、ネット経由でも即日融資が利用できる可能性があります。
しかし、本文でも説明している通り、審査では時間がかかってしまうときも有り、その場合申込者に新たな情報の提出が要求されたりします。
しかし即日融資が必要な場合、そんなことはやっていられないと考える人も多いでしょう。
そういった場合、申し込みを店舗窓口で行うのも一つの方法です。店舗窓口なら、その場で受け答えができますから、必要な情報もその場で提示することができるかもしれず、申し込みはスムーズに進むでしょう。
審査が2段階の場合に注意!本審査は店舗に行く必要がある場合も有る
またキャッシングの中には審査が仮審査と本審査の2段階になっている場合も有ります。この場合仮審査開始から本審査終了までを審査期間とすれば、かなり長期間という事になり早くても数日を要するはずです。
さらに仮審査はネット経由等で可能であったとしても、本審査は店舗まで行く事を要求している金融業者も多く、利用までには自分のスケジュール調整も必要になる場合も有ります。
ですから急ぎの場合には、面倒かもしれませんが、予めそういった点について調べて、2段階になっているようなキャッシングではなく別のものを選ぶようにして下さい。
審査が2段階になっている場合にはその分期間も延びる
大手消費者金融ならこのように即日融資が利用できる可能性がありますが、銀行の場合は説明したように翌営業日まで掛かります。
ただし、銀行などの場合には、さらに時間がかかってしまう可能性もあります。
例えば審査は1回とは限りません。多くの銀行や信用金庫では次のような流れで審査を行っています。
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このように審査が2回に分かれている事があるのです。
このため、仮審査開始時点から本審査終了時点までを審査期間と見なければなりません。
こういった場合審査期間は仮審査だけなら翌営業日に終わる可能性がありますが、その後に控えている本審査で更に期間が長引くことになります。
ですから銀行などを利用して翌営業日には融資の利用をしたいという場合には、予め審査がどのように行われるのか確認しておく必要があるでしょう。
本審査は店舗に行かなければならない場合も有る
銀行や信用金庫によってはさらに時間がかかる可能性もあります。最近では契約まで含めてWEB上で申し込みができるところが増えてきていますが、すべての業者がそうであるとは限りません。
仮申込みの段階ではWEB上から行う事ができても、仮審査に通過したあと、本申込みは店舗の窓口に来てくれと言っている場合も有ります。
そういう場合、翌営業日どころか、結局利用開始までに1週間程度の期間が必要になってしまう場合も無いとは言えません。
特に地方銀行や信用金庫のようなところにはそういうところが有りますから、やはり事前に確認しておかなければなりません。
ただしこういった所は、確かに審査期間はかかってしまいますが、地元密着で、地域の人を大切にしてくれますから、それはそれで、助かる場合も有るので、何を重視するのか考えてみてください。
予め確認して急ぎの場合には2段階審査のところは避けよう
別にそのキャッシングだけしかないという訳ではありませんから、別のもっと早く利用できるところを探せばよいだけです。
ただし地方の場合には、地方銀行を外してしまうと、なかなか利用できるところがありませんから、そういう場合には、ネット経由で申し込みが完結できるような所に絞られることになってしまいます。
現在ではキャッシングと言えばカードを利用したカードキャッシングという事になりますが、このカードキャッシングの場合ローンカードが必要で、これが郵送になると受け取るまでは振込での利用になります。
そこでローンカードも即日受け取りたいという人は、窓口か自動契約機で申込むことが考えられますが、その他で申込んでも、自動契約機に行けば受け取れる可能性があります。
そこで即日ローンカードの受取りが必要な場合には、予め調べてそれが可能なのかどうか確認しておきましょう。
ここでキャッシングの審査期間について纏めておきます。
- キャッシングの審査期間は技術進歩で徐々に短くなっている
- 審査期間が短くなっても即日融資は必ず利用できるとは限らない
- 審査中に確認できない項目が有れば審査期間が長引く可能性がある
- 審査は2段階で行われるところもありその場合にはさらに期間がかかる事になる
説明したように銀行も以前は即日融資が出来るほど、審査期間が短かったのですが、多重債務者を生むと批判を受けて審査が厳しくなりました。しかし消費者金融も同じことですから安易な借入れは止めましょう。